Android、広告インプレッションでiOSを抜く――米Millennial Media調査
AdMob、iAdに次ぐモバイル広告シェアを持つMillennial Mediaによると、同社の広告インプレッション数で2010年12月、Androidが初めてiOSを抜いて首位に立った。
米モバイル広告企業Millennial Mediaが毎月発表するモバイル広告関連の統計「Mobile Mix」で、2010年12月にAndroidが広告インプレッション数で初めて米AppleのiOSを抜き、首位に立った。
1月13日(現地時間)付の同社の公式ブログによると、Android端末の広告リクエスト数(Webページに広告が掲載されている場合、ユーザーのWebブラウザが広告サーバに情報をリクエストする回数)は前年比で3130%増えたという。12月の広告インプレッション数(広告が表示される回数)ではAndroidが前月より9ポイント増の46%で1位、2位のiOSは5ポイント減の32%だった。3位はカナダのResearch In MotionのBlackBerryで4ポイント減の16%。
なお、モバイル端末のメーカー別のインプレッションでは、首位と2位は前月と変わらずAppleと韓国のSamsungで、3位には前月5位だった台湾のHTCがランクアップした。
機種別のインプレッションでは首位がAppleのiPhone、2位がRIMのBlackBerry Curve、3位がAppleのiPod touch。上位30機種のうち、Android搭載機種は16機種だった。
Millennial Mediaによると、米国のモバイルインターネットユーザー数は8890万人で、米調査会社NielsenのデータではMillennial Mediaは7620万人のユーザーにリーチしているという。また、米調査会社IDCによると、2010年12月のモバイルディスプレイ広告の市場シェアで、Millennial MediaはGoogleのAdMob(19%)、AppleのiAd(18.8%)に次ぐ3位(15.4%)だった。
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