インターネットイニシアティブ(IIJ)は5月23日、クラウドサービス「IIJ GIOコンポーネントサービス 仮想化プラットフォーム VWシリーズ」を発表した。ユーザー自身が仮想サーバを自由に設計、構築できるのが特徴という。8月に提供を開始する。
新サービスは、仮想化技術に「VMware vSphere」、ストレージにEMCのユニファイド・ストレージを採用した仮想化プラットフォームを提供するもの。2009年から提供している「IIJ GIOサービス」と比べて、仮想基盤上のOSやアプリケーションの設計・構築の幅を広げたという。また、NFS、iSCSI、ファイバチャネル(FC)などさまざまな接続プロトコルに対応したEMCのストレージ製品の採用で、多彩なストレージメニューを提供するとしている。
また同社は、同サービス上で利用できるソフトウェアを提供する「ソフトウェア配信ポータル」を8月に開設する。企業は同ポータルの利用で、OSや仮想アプライアンス、業務ソフトウェアなどを安全にダウンロードできるようになるという。
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2009年10月に開始した「IIJ GIO」サービスのユーザー事例や新サービスの導入計画などを発表した。
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