キッチンなどで使っている人も多い、ふた付きのゴミ箱。ふたの開け閉めを自動でしてくれるのが「自動開閉ゴミ箱」です。一見するとちょっとした省力化ですが、使ってみると便利で、もう手放せないという人も多い便利な家電製品です。
ここでは、「自動開閉ゴミ箱」の利点や選び方、おすすめ商品を紹介していきます。
一般的なふた付きのゴミ箱には、(1)手でボタンなどをプッシュするとフタが開き、ゴミを捨てた後ふたを手で閉める「手動式」、(2)足でペダルを踏むとふたが開き、ゴミを捨ててペダルから足を話すとふたが閉まる「ペダル式」──などがあります。
自動開閉ゴミ箱の場合、ふたの部分にセンサーが搭載されており、手をかざすなどしてセンサーが検知すると、自動でふたをオープン。数秒後に自動的にクローズする仕組みです。
キッチンに置けば、料理などで両手がふさがっている場合でも、手を伸ばすだけで簡単に生ゴミを捨てることができて便利。また、ゴミ箱に手を触れずにゴミを捨てることができるので衛生的です。赤ちゃんのおむつやペットのゴミを捨てる時にも助かります。
通常のゴミ箱と比べ電源(電池が一般的)が必要になるのはデメリットと言えますが、たいていの商品は通常の使用で数カ月以上持つとしています。
自動開閉ゴミ箱には、縦開きと横開きの2つのタイプがあります。
縦開きは、一般的なふた付きゴミ箱と同じように、ふたが上に跳ね上がるタイプ。横開きは、円形のふたが中心から左右の半円に分かれ、スライドして開くタイプです。
縦開きタイプは機構がシンプルで、比較的リーズナブルな価格のものが多くなっています。一方、ふたが上に開くためのスペースを確保する必要があり、棚の下などに置きたい場合は注意が必要です。
横開きタイプは縦開きタイプより高価な傾向がありますが、縦開きタイプはふたが跳ね上がる際にゴミ箱内の空気が動き、臭いが外に漏れがちなのに対し、横開きは中の空気が動きにくく、臭いが漏れにくいとされています。また、ふたが上に開かないので設置スペースの自由度が比較的高くなっています。
自動開閉ゴミ箱を選ぶ際は、置き場所をまず考えてみましょう。どこに置くかをある程度決めた上で、その場所に実際に置けるサイズなのか、ふたの開閉に支障がないかなどをチェックしましょう。
ゴミ箱の容量も確認。臭いが漏れると困るゴミを捨てることが多いと思いますので、ゴミ収集日の前にいっぱいになることがないような容量なら安心でしょう。
「ZitA」(ジータ)は「さくらドーム」(福岡県糸島市)が販売する横開きタイプの自動開閉ゴミ箱です。手をふたに近づけるとふたが左右にスライドして開く仕組みで、5万回の耐久テスト済みだとしています。単二形乾電池を使用し、10カ月持つとしています。
45Lゴミ袋に対応し、耐久性の高いステンレス製。サイズは38.3×38.7×72.0cmです。
容量30Lの「ZitA mini」も販売しています。
JOBSON(ジョブソン)の「賢いゴミ箱」は横開きタイプの自動開閉ゴミ箱。手を近づけるとふたが開く仕組みですが、開閉センサーが反応する範囲(6〜30cm)を調整することができます。容量は45Lゴミ袋に対応できる47L。電源は単一形乾電池×2本で、最大15カ月使用できるとしています。
本体はステンレス製。サイズは27×42×66.5cmです。
縦開きタイプの自動開閉ゴミ箱。横開きタイプと比べリーズナブルに購入できるのがポイントです。容量は42L。単三形乾電池×4本を使用します。
サイズは約33(幅)×25(奥行き)×74(高さ)cmですが、ふたが開いた状態の高さは90cmになります。
アイリスオーヤマが販売する縦開きタイプの自動開閉ゴミ箱で、コストパフォーマンスに優れています。容量は45L、単三形乾電池×4本を使用します。サイズは38(幅)×33.5(奥行き)×77(高さ)cm。本体カラーは5色がラインアップされており、インテリアに合わせて選べます。
ショッピングサイトではどんなゴミ箱が人気なのでしょうか。以下のリンクからチェックしてみてください。
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