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» 2020年12月10日 21時00分 公開

「NASキット」おすすめ3選 ネットワーク経由で柔軟に使える大容量ストレージ【2020年最新版】

家庭やオフィスにあるWi-Fiルーターにつなげることで、ネットワーク上に保存領域(ストレージ)を用意できるのが「NAS(ナス)」。中でも、別途HDDを用意して装着することで完成する「NASキット」も販売されています。導入は完成品に比べて若干手間ですが、完成品に比べ拡張性が高いことが大きなメリットと言えるでしょう。

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 家庭やオフィスにあるWi-Fiルーターにつなげることで、ネットワーク上に保存領域(ストレージ)を用意できるのが「NAS(ナス)」です。同じネットワーク内にある複数のパソコンやスマートフォンからアクセスして、写真や動画ファイルなどを保存、バックアップできます。

 あらかじめハードディスク(HDD)を搭載している完成品のほか、別途HDDを用意して装着することで完成する「NASキット」という製品もあります。導入は完成品に比べて若干手間ですが、完成品に比べ拡張性が高いことが大きなメリットと言えるでしょう。

NASキット選び:NASキットのストレージ容量は?

 完成品のNASはストレージの最大容量があらかじめ決められています。NASキットにはHDDが含まれておらず、自分で購入して用意します。ユーザーが必要だと思う容量のHDDを選ぶことで、ストレージのサイズは変わります。

NASキットの保存容量は用意したHDDの最大容量で変わります NASキットの保存容量は用意したHDDの最大容量で変わります

 そのぶん手間がかかりますが、HDDを2台以上搭載できる複数ベイタイプの製品では、ストレージ容量を柔軟に決められるのが特徴です。1TBクラスであれば完成品NASのほうが安価ですが、大容量のNASを構築する場合、NASキットと搭載HDDを上手に選ぶことで、導入価格を完成品よりも抑えやすいという利点もあります。

 HDDは長く使うことでその信頼性が下がるため、将来的なHDDの交換や増設に備えたり、既存のHDDを新しいNASキットに移すという使い方も可能です。定期的に内部のHDDを入れ替えていくような使い方をする場合も、ホットスワップなど便利な機能が用意されているNASキットが有利です。

NASキット選び:キットのベイ構成をチェック

 NASには複数のHDDを搭載するモデルが存在します。2つのHDDを搭載する2ベイタイプ、4つのHDDを搭載する4ベイタイプなどが一般的です。NASキットの場合、搭載したHDDだけ、合計保存容量を増やすことができます。

NASキットも複数ベイの製品はミラーリングに対応。より本格的な4ベイ以上の製品も多く、冗長性の高いシステムを組めます NASキットも複数ベイの製品はミラーリングに対応。より本格的な4ベイ以上の製品も多く、冗長性の高いシステムを組めます(製品は2ベイ仕様のQNAP「TS-231K」)

 複数のHDDを搭載したNASキットは、データに冗長性を持たせる「RAID 1」の設定が可能です。これは“ミラーリング”とも呼ばれる構成で、別々のHDDに同じ情報を書き込むことによってデータを2重に保管し、片方のHDDが故障した場合でもデータの消失を防ぐことができます。

 ただし、同じ情報を書き込むためHDDを2つ利用しても1つぶんのデータ量しか保存できず、RAIDコントローラーの故障などが起きた場合はデータが読みだせなくなってしまう場合があるなど、万能ではありません。

NASキット選び:テレビなどからアクセスできる「DLNA」「DTCP」対応をチェック

 NASキットによっては、「DLNA」や「DTCP(DTCP-IP)」に対応する製品もあります。

NASキットが「DLNA」や「DTCP(DTCP-IP)」に対応していると、ネットワーク接続できるテレビやレコーダーなどを活用できます NASキットが「DLNA」や「DTCP(DTCP-IP)」に対応していると、ネットワーク接続できるテレビやレコーダーなどを活用できます(ASUSTOR「AS1002T V2」のWebサイトより)

 「DLNA」は、テレビやBDレコーダーなどの機器とのネットワーク上における相互接続を想定したガイドラインで、対応をうたう製品は互換性がある程度まで保証されます。「DTCP(DTCP-IP)」は著作権保護に関する機能で、これに対応することでテレビ・レコーダーなどに保存した番組のダビングなどが可能になります。

 どちらもネットワーク接続可能なテレビやレコーダーとの連携を想定しているため、こうした使い方をするなら対応製品を選ぶのがいいでしょう。

「NASキット」のおすすめ製品はこれ

QNAP「TS-131K」

 QNAP(キューナップ)の「TS-131K」は、手軽使えるなシングルベイタイプのNASキットです。処理速度を左右する搭載プロセッサーは1.7GHz駆動のクアッドコアで、高速なHDDを利用した場合でも動作速度に不安がありません。

QNAP「TS-131K」 QNAP「TS-131K」

 ドライブトレイは不意の落下の際などもHDDが外れないようロック可能で、システムクラッシュやファイルの誤削除の際などに環境を復元できる「スナップショット」などの機能も用意しています。実売価格は2万1000円前後です。

ASUSTOR「AS1002T V2」

 ASUSTOR(アサスター)の「AS1002T V2」は、2ベイタイプのNASキットです。万が一のHDD故障に備える「RAID」構成も可能で、映像などのメディア閲覧用アプリ「LooksGood」との連携など、マルチメディア関連の機能も整っています。

ASUSTOR「AS1002T V2」 ASUSTOR「AS1002T V2」

 1.6GHzのデュアルコアプロセッサーを搭載し、従来機から20%前後の最大書き込み速度向上を実現しています。システム待機時の動作音が19dBと、高い静音性をうたっているのも特徴です。実売価格は1万9000円前後です。

Synology「DiskStation DS220j/JP」

 幅広いNASキットの販売ラインアップに定評あるSynology(シノロジー)製の「DiskStation(ディスクステーション) DS220j/JP」も2ベイタイプのNASキットです。

Synology「DiskStation DS220j/JP」 Synology「DiskStation DS220j/JP」

 もちろんRAID構成に対応しますが、独自のRAID管理システム「Synology Hybrid RAID」による柔軟性の高いRAID構築を実現しています。

 Webブラウザからアクセスする搭載OS「Synology DiskStation Manager(DSM)」により、直感的な設定やアプリ操作が行えます。実売価格は2万1000円前後です。

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