自宅で過ごす時間が増え、ネット通販の利用も増加する昨今、宅配の荷物を受領する機会も増えています。加えてウーバーイーツなどの出前サービスまで頼めば、自宅のチャイムやドアホンが鳴る機会がどんどん増えていきます。
そうしたステイホーム環境で便利なのが、わざわざ玄関まで行かなくても訪問者を確認できるドアホンです。今回はどの部屋にいても訪問者に対応できる「ワイヤレステレビドアホン」を紹介します。
ドアノッカーに始まり、チャイムやブザー、インターホン、テレビドアホンなど、来訪者を知らせる器具は発展を遂げてきました。現在主流と言えるテレビドアホンは、相手の服装などの容姿を確認してから応対できるので、防犯にも大きな効果を発揮しています。
中でもワイヤレステレビドアホンは、家の中で持ち歩いて、どの部屋でも訪問者をモニターで確認して応対できるのが最大のメリット。また、配線工事をせずに利用できるので、現在の家屋に備え付けられているドアホンの配線はそのままでも、玄関に子機を設置するだけで使用できます。
なお、使用しているテレビドアホンがワイヤレス子機の追加に対応している場合には、子機の追加だけでワイヤレステレビドアホンと同じような使い方ができます。まずは、使用中のドアホンの型番を検索するなどして、ワイヤレス子機の利用が可能かどうか調べてみましょう。
ワイヤレスドアホンには、録画機能を備えたモデルがあります。録画機能があれば、留守中や応対できない時間の来訪者を確認することが可能です。
玄関子機と親機の通信可能範囲もチェックしておきたいところです。通信可能範囲を超えてしまうような広い家に住んでいる場合には、オプションで中継アンテナが提供されているモデルを選ぶのがいいでしょう。
そのほか、夜間でも来訪者の顔を確認できる玄関子機のLEDライトや、親機のモニターのサイズ、操作性などもポイントとなるでしょう。
ワイヤレステレビドアホンのモニター親機は充電式のものが主流ですが、玄関子機は乾電池を使用するタイプが主流です。そう頻繁な交換は不要ですが、乾電池の交換が必要になる点は忘れないようにしましょう。
また、玄関子機は配線は不要ですが、玄関へのねじ止め等は必要ですので、設置する際にはドライバー等を用意しておきましょう。
朝日電器(ELPA:エルパ)のワイヤレステレビドアホン「DHS-SP2220E」は、充電台が親機となっており、3台までのモニター子機、同じく3台までの玄関カメラ子機を使用できます。
玄関子機は水平画角約130度の広角カメラを搭載、IPX4相当の防沫形なので雨に濡れても安心です。モニター子機はポケットに収まるコンパクトサイズです。
玄関子機、充電台親機、玄関カメラ子機、各1台の基本セットで、直販価格は2万60円(税込、以下同)です。
ワイヤレステレビドアホン「WL-11」は、インターホン業界トップのアイホンの製品です。最大設置台数は玄関子機1台、室内モニター親機1台と手軽に使える構成です。
玄関子機は単三形乾電池6本使用で、最大24カ月連続使用できます。来訪者の画像を1件あたり3画面、100件まで自動で録画可能。最大20件まで保存しておけます。
実勢価格は1万円前後。セット内容はカメラ付ワイヤレス玄関子機、モニター付ワイヤレス親機(充電台付)各1台です。
「VS-SGZ20L」はおなじみパナソニックのワイヤレステレビドアホン。玄関子機には、夜でも来訪者の顔が確認できるLEDライトを搭載しており、夜間も来訪者の容姿の確認が可能です。
ワイヤレスモニター親機はワイド画面を採用。1件あたり3枚の連続画像(約0.5秒おき)で100件まで録画できるので、帰宅後に留守中の来訪者の録画を後から確認できます。
実勢価格は1万8000円から2万円前後。ワイヤレスモニター親機、ワイヤレス玄関子機、各1台がセットになっています。
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