アツアツのご飯はもちろん、お弁当など冷めたご飯にもぴったりなのが「ふりかけ」。数ある“ご飯のおとも”の中でも最もポピュラーな存在かもしれません。
最近では“しっとり”としたウェットタイプなど、さまざまなタイプのふりかけが人気を集めています。
今回はふりかけの中でも、オーソドックスな粉末・顆粒タイプをメインに、定番ふりかけシリーズとその最新商品をご紹介します。
粉末状・粒子状の一般的なふりかけの代表選手と言えば、丸美屋「のりたま」、三島食品「ゆかり」、永谷園「おとなのふりかけ」の各シリーズがおなじみです。
丸美屋はのりたま以外にも、おかか系の「味道楽」、牛肉の香りが食欲を誘う「すきやき」など、多数のふりかけをロングヒットさせてきました。
三島食品「ゆかり」は「かおり」「あかり」「うめこ」とともにふりかけ4姉妹として愛されるシリーズを展開。2021年に新商品として“広島菜”のふりかけ「ひろし」が発売されて話題となりました。
永谷園「おとなのふりかけ」は、のりたま・ゆかりと比べると、比較的新しいふりかけですが、「大人のためのふりかけ」というコンセプトが大当たりし、ロングセラーシリーズとなりました。「ふりかけは子どもの食べ物」という常識を覆したふりかけです。
ふりかけの元祖と言われているのが、大正初期に熊本県で売り出されたその名もずばり「御飯の友」です。
当時の日本は食料不足の時代で、カルシウムが慢性的に不足していました。それを補うため、薬剤師の吉丸末吉氏が「魚を骨ごと細かくし、おいしく味付けをしてご飯にかけて食べる」ふりかけを考案したと伝わっています。
御飯の友は現在も、熊本県のふりかけメーカー「フタバ」が製造・販売を続けています。こうした経緯から、業界団体の全国ふりかけ協会が1994年に御飯の友をふりかけの元祖として認定しました(出典:フタバ)。
ふりかけ選びのポイントはもちろん味ですが、ちょっと悩ましいのが小分けタイプか大容量タイプかの違い。
どちらのタイプでもふりかけを使いきれない場合が出てきますが、ふりかけはちょっとした調味料としてご飯以外でも活用できます。
お浸しや和え物、和風サラダ、茹でたジャガイモにパラパラとかけると、味も見た目も立派なアクセントに。和風パスタや玉子焼きの隠し味にも重宝します。
丸美屋食品工業の「のりたま&マヨコンビ」は、2021年8月5日〜2022年3月31日まで期間限定で販売中のセット商品です。
1960年から販売されているおなじみの「のりたま」と、たらこの旨味にマヨネーズの風味を効かせた「たらこマヨ」、甘辛いてりやき味にマヨネーズ風味が効いた「てりマヨ」が一緒に楽しめます。
“赤しそ”のみという非常にシンプルな構成ながら、ロングヒットを続けているのが三島食品の「ゆかり」。このソフトタイプは2月に登場した新商品です。
国産赤しそを、適度に水分を残して乾燥し、塩味を抑え、素材の持ち味をしっかりと味わえるよう仕上げたふりかけです。
永谷園が1989年に発売した、大ヒット&ロングセラー製品が「おとなのふりかけ」です。CMも話題となりました。
シリーズの新製品が、ノリの香りと上品なたまごの味わいが楽しめる「海苔たまご」。さらに定番の本かつお、紅鮭、わさびと、人気の味を詰め合わせたアソートパッケージです。
ショッピングサイトではどんなふりかけが人気なのでしょうか。以下のリンクからチェックしてみましょう。
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