最近、運動不足だけど、ジムに通うのはちょっと面倒……。そんなときは、「振動マシン」を使ってみてはいかがでしょうか? ブルブル震えるプレートに乗るだけで、体幹を鍛えたり、血行を促進したり、シェイプアップしたりといった効果が期待できます。
腕立ての姿勢でプレートに手を付く、片足だけプレートに乗せるなど、ポーズを変えることで、体幹をはじめ、脚やお尻など特定の部位を鍛えることも可能です。
家から出ることなく、プレートの上でさまざまなトレーニングが行えますよ。今回は、そんな振動マシンの選び方とおすすめの製品を紹介します。
振動マシンは、振動のタイプに関して、主に「2Dタイプ」「3Dタイプ」「4Dタイプ」の3種類に分けられます。
2Dタイプは、上下にのみ振動するのが特徴で、負荷は弱めなので、普段あまり運動をしないという人でも問題なく使えます。年配の方の転倒防止運動や、軽い筋トレにも役立つタイプです。
3Dタイプは、上下左右の振動を掛け合わせて動くのが特徴で、ある程度バランス感覚を持っている人におすすめのタイプ。2Dタイプよりも不安定な状態になるので、トレーニングの負荷は強くなります。
さらに本格的に筋トレやシェイプアップを行いたい人は、4Dタイプを使ってみましょう。上下左右の振動に、より細かいマイクロ振動が合わさったもので、毎分1000回以上の高速振動で体の隅々まで、しっかり刺激していきます。
効率良くトレーニングできますが、負荷が強く掛かるため、運動する習慣がない人は利用を控えたほうが良いでしょう。
振動回数が多くなると、その分、不安定になるため、トレーニングの負荷は強くなります。振動回数によってトレーニングの質が左右されますので、事前に確認しておきましょう。
無理なくトレーニングしたいという人は、毎分200〜300回ほど振動するもので十分でしょう。少し負荷を掛けたいなら、毎分400回以上のものがおすすめです。
しっかりトレーニングしたいという場合は、毎分800回以上のモデルが良いでしょう。毎分2000回を超えるモデルもありますので、そちらもチェックしてみてくださいね。
あわせて、振動強度の調節機能もチェックしておきましょう。20段階で大まかに調節できるものから、100段階前後で細かく調節できる製品まで、さまざまなタイプがあります。
自分のレベルに合ったトレーニングをするためにも、基本的には、できる限り細かく調節できるモデルを選びましょう。微調節できれば、家族で共有する場合にも便利ですよ。
自分の体重で乗っても問題ないか、事前に耐荷重をチェックしておきましょう。基本的には、自分の体重が耐荷重をオーバーしていなければ、使うことは可能です。
ただし、単に乗るだけでなく、プレートの上でスクワットをしたり、ダンベルを持ったり、エクササイズを加える場合は通常よりもプレートに負荷が掛かります。安全に使うためにも、耐荷重ギリギリではなく、耐荷重に余裕のあるモデルを選びましょう。
付属品も確認しておきましょう。上半身のトレーニングに役立つエクササイズバンドが付いてくる場合があります。中には、床を保護するマットが付属することもあります。本体の下に敷けば、マットが振動を吸収し、トレーニング中の音を抑えることができますよ。
専用のチェアが付いていることもあります。これなら立って運動するのが難しい場合でも、チェアに座った状態で筋肉を刺激できるため、無理なくトレーニングが行えます。
TOKAIZの「振動マシン シェイカー式」は、最大振動回数が毎分約800回の振動マシン。上下の高速振動でインナーマッスルを鍛えることができ、付属のゴムバンドを使えば、上半身のトレーニングも行えます。
振動速度は99段階でかなり細かく調節できるため、普段は運動していない人でも、しっかり鍛えたい人でも、自由に調節しながら自分に合った強度で使用できます。10種類のオートプログラムを搭載しており、さまざまなパターンのエクササイズが行えます。
プレートには足つぼが付いており、鍛えながら足裏をほぐして、リラックス効果も期待できます。耐荷重は120キロ。販売価格は1万円前後です。
アルインコの「バランスウェーブミニ カリーノ」は、上下振動する2Dタイプの振動マシン。振動回数は毎分約200〜約400回で、初心者にちょうど良いモデルとなっています。16段階の振動調節が行えます。
本体のタッチパネルに触れるか、リモコンで操作する仕様。3種のオートモードを搭載しており、運動初心者用、運動に慣れてきた人用、転倒防止運動用の中から、お好みのモードを選びトレーニングができます。
エクササイズバンドが付属するため、上半身を鍛えることも可能。本体の下に敷く、専用の保護マットも付いてきます。耐荷重は90キロ。販売価格は1万4000円前後です。
ボディスカルプチャーの「パワーウェーブミニ」は、最大振動回数が毎分約850回の振動マシン。ハイパワーな振動で、効果的に体幹を鍛えたり、太ももやお尻のエクササイズができるモデルです。振動強度は30段階で調節でき、緩めのトレーニングもできます。
3種のプログラムモードから好きなモードが選択可能。運動強度”弱”の脂肪燃焼モード、”中”の筋力アップモード、”強”のインターバルモードが用意されています。
振動を軽減する専用フロアマットが付属します。耐荷重は100キロです。販売価格は1万9000円前後です。
リオレスの「ボディシェイカーエクストラ 4D」は、7つの振動モードを搭載した振動マシン。最大で毎分約2700回振動する、マイクロ振動に対応したモデルです。振動レベルは120段階で、非常に細かく調節できます。
上下振動、左右振動、マイクロ振動、上下+左右振動、上下+マイクロ振動、左右+マイクロ振動、上下+左右+マイクロ振動の7つの振動モードから、自分に合ったものが選べます。
振動レベルや振動モードを自由に設定できるので、初心者から、年配の方、本格的にトレーニングしたい人まで、幅広く使えるモデルとなっています。
運動レベル弱、中、強の3段階の自動プログラムモードを搭載。耐荷重は約100キロ。マットが付属して、販売価格は3万5000円前後です。
ワンダーコアの「ワンダーコア ロックンフィット」は、毎分約1100回の高速振動を実現した振動マシン。効果的に体幹トレーニングやシェイプアップが行えるモデルです。20段階の負荷調節が可能です。
プレートの上に立って使えるのはもちろん、付属のロックンチェアに座ってエクササイズすることも可能です。ハンドル付きのチェアに座りながら、お腹周りや二の腕の筋肉を刺激し、鍛えることができます。
座ったまま使えるので、運動が苦手な人や年配の方でも、気軽にトレーニングできます。5つの自動運転モードを搭載。耐荷重は150キロ。販売価格は3万円前後です。
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