身の回りの家電製品や電子機器には、乾電池を使うものが多く存在します。乾電池には使い切りタイプと、繰り返し使えて経済的な「充電式電池(充電池)」があります。
充電池にも大容量でパワフルなタイプ、繰り返し使える回数を重視したタイプなど、さまざまな製品があります。ニーズ別におすすめの充電池をピックアップしました。
充電式の電池は、リモコンやワイヤレスマウスといった、あまり電力を使わず、長期間使う機器に向いています。なお、電圧が変化しやすいため、時計への利用は一般的には推奨されていません。
充電といえばスマートフォンも充電が必要な機器。充電式電池もスマホのバッテリーと同様、長持ちさせるための工夫が効果的。まず、充電池を機器に入れた状態のまま保管すると、電池の容量が消費されますので、使用しない場合は、専用電池ケースに入れて保管するのがいいでしょう。
また、充電池は製品ごとに推奨される使用機器が異なります。製品の説明書をよく読むなどして、使用したい製品に適した充電式電池を選びましょう。
「eneloop(エネループ)」は旧三洋電機が開発した充電式電池のブランドです。現在はパナソニックが引き継ぎ、製造・販売を継続しています。
スタンダードモデルのエネループは10年後でも残用量70%を保持するという耐久性が特徴ですが、こちらのハイエンドモデル「eneloop pro(エネループ プロ)」は高容量でパワフルな点が特徴で、デジカメやゲームリモコンに向いています。
繰り返し使える回数は従来基準で約500回(新基準では約150回)。電池容量は単三形が2500mAh、単四形が930mAhです。
販売価格は単3形4本パックが1860円(税込、以下同)。急速充電器とのセットは4450円です。
パナソニックの「EVOLTA(エボルタ)」は、エネループと並ぶ同社のブランドです。充電式ではないアルカリ乾電池でもおなじみですね。
充電式のお手軽モデル(エボルタe)は、くり返し使える回数を重視。消費電流の少ないリモコンでの利用に便利で、充電池をはじめて使うユーザーに最適です。
繰り返し回数は従来基準で約4000回(新基準では約1200回)。電池容量は単三形が1000mAh、単四形が650mAh。販売価格は単三形4本パックで882円。充電器と4本パックのセットは1779円です。
「IMPULSE(インパルス)」は東芝の乾電池ブランド。充電式もあり、さらに高容量タイプ、スタンダードタイプ、ライトタイプの3種類がラインアップされています。
充電式IMPULSEのスタンダードタイプは、フル充電しておけば1年放置しても約90%の容量を維持できる高耐久タイプです。つぎ足し充電が可能で、容量が減ってしまうメモリー効果を気にせず使用できます。
電池容量は単三形が1900mAh、単四形が750mAh。繰り返し使える回数は約2100回。販売価格は単三形4本パックで1291円です。
「エコルーバ」シリーズはオーム電機の充電式電池シリーズ。満充電すると1年後でも80%の容量を保持、継ぎ足し充電で、使った分だけ充電できます。
低温に強く氷点下でも使用可能なのが特徴。出荷時に満充電されているので、すぐに使えます。
容量は単三形で1900mAh、単四形で750mAh。繰り返し1500回使用できます。販売価格は単三形の4本セットで1951円。専用充電器と単三形2本のセットは2690円です。
「Amazonベーシック 充電池」はAmazonのプライベートブランドで販売されている充電式電池。もちろんAmazonで購入できますが、人気商品のせいか、在庫切れになっていることもあります。
単三形の容量は1900mAh、約1000回使用可能となっています。信頼性の高い電池で採用されている、低自己放電技術を採用しています。
販売価格は単三形4本セットで838円。なお、充電器は販売されていませんので、他ブランドの充電器を別途購入する必要があります。
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