エモい写真が撮れる、SNS映えすると、最近若い世代に注目されている「インスタントカメラ」。デジタルとは異なる風合いが出せるのに加え、サイズが小さく価格も安めなので、気軽に使い始められるのもメリットです。
スマホとは違い、写真を現像することが前提なので、データとしてではなく手触りのある写真として残せるのも魅力の1つ。最近では、スマホと連携できるものや、自撮り撮影に対応したものなど、安くても機能性が充実しているモデルが増えています。
本格的なカメラを買うのは予算的にためらってしまうという方にも、インスタントカメラはおすすめです。たくさん写真を撮って、友達や家族との思い出を記録していきましょう。
フリーライターとして、家電、家具、アニメ等の記事を担当。大学時代から小説や脚本などの創作活動にはまり、脚本では『第33回シナリオS1グランプリ』にて奨励賞を受賞、小説では『自殺が存在しない国』(幻冬舎)を出版。なんでも書ける物書きの万事屋みたいなものを目指して活動中。最近はボクシングをやりはじめ、体重が8kg近く落ちて少し動きやすくなってきました。好きなのものは、アニメ、映画、小説、ボクシング、人間観察。好きな数字は「0」。Twitter:@kirimachannel
インスタントカメラには、大きく、その場で写真を現像できるものと、できないものがあります。現像できないタイプは、いわゆる「使い捨てカメラ」と呼ばれるもので、撮影できる枚数が決められています。
フィルム交換には非対応なので、カメラ屋さん等で写真を現像した後は、本体を処分することになります。繰り返し使うことはできませんが、とても安く機能性もシンプルなので初心者でも使いやすいですよ。旅行など特別なときだけ写真を撮るという場合にピッタリです。
チェキやポラロイドのように、撮影後すぐに現像できるものもあります。その場で写真を印刷できるので、カメラ屋さんに行く時間や手間が省けます。友達や家族など、大事な人にすぐ写真をプレゼントできるのもうれしいポイントです。
現像できるタイプに関しては、モニター付きがおすすめです。モニターなしだと、印刷前に写真のデータを確認できないので、失敗作を現像してしまい、フィルムを余計に使ってしまう可能性があります。
モニターがあれば、画面で写真の写り具合を確認してから、気に入ったものだけをプリントすることができ、フィルムを無駄使いせずに済みます。中には、現像前にフレームを付けたり、加工したりと、自分好みに編集できるものもあります。
基本的に、チェキやポラロイドは、1回の撮影につき1枚の写真が現像されます。データが保存されるわけではないため、同じ写真が欲しいという場合は、もう一度同じ構図で撮り直す必要があります。
同じ写真を複数枚印刷したいときに役立つのが、「データ保存」の機能です。SDカード等でデータ保存できれば、撮影し直さなくても、データを呼び起こして同じ写真を何枚でも現像することができます。データを保存しておけば、後で写真を編集することも可能です。
また、スマホとの連携機能があると、活用の幅が広がりますよ。例えば、Bluetooth接続して、スマホ内の写真をインスタントカメラで印刷できる製品があります。フォトプリンターとして活用できるわけです。
集合写真を撮るなら、「遠隔操作」に対応したモデルがおすすめ。スマホ画面でシャッターを操作できるため、撮影者もみんなの輪の中に入って一緒に写ることができます。
FUJIFILM(富士フイルム)の「写ルンです シンプルエース 27枚撮り」は、使い捨てタイプのインスタントカメラ。公式ストアでの販売価格は1760円(税込み、以下同)で、気軽に購入できる価格となっています。
フラッシュスイッチが搭載されており、その都度、オンとオフを切り替えることができます。撮影枚数は27枚で、使用後はカメラ屋さん等で現像することになります。片手で持てるコンパクトな製品で、ポケットに入れて持ち運ぶことも可能です。
タカラトミーの「Pixtoss MILK WHITE」は、ハンドルを回しながら写真を現像する、アナログ感が楽しいインスタントカメラ。撮影した写真をすぐに印刷でき、友達や家族と思い出を共有できます。
背面のフラッシュスイッチをオンにすれば、暗い場所でも明るく撮影可能。逆に明るい場所ではレンズキャップを使用することで、白飛びを防いで、きれいに撮影できます。複数の写真を重ね合わせて、独特な雰囲気を出せる「多重露光撮影」にも対応しています。
レンズは広角仕様なので、自撮りしたり、3人までなら一緒に写ったりすることも可能。自撮り用ミラー付きなので、撮影範囲に収まっているか自分の姿を確認しながら撮影できます。
FUJIFILMの「チェキ instax mini LiPlay エレガントブラック」は、モニター付きのインスタントカメラ。モニターを見ながら撮影できますし、好みの写真を選んで現像できます。全6種のフィルターが用意されており、フィルター加工した状態で撮影することも可能です。
撮影後は、カメラ本体に内蔵されている10種類のフレームから好みのものを選び、フレーム編集が行えます。スマホと連携して、アプリからフレームを追加することも可能。音声を録音することもでき、録音データをQRコードにして写真と一緒に印刷できます。
プリントしたQRコードをスマホで読み取ると、音声が再生されます。例えば、写真に音声でメッセージを加えるなど、楽しみ方の幅が広がりますよ。Bluetooth接続することで、スマホ内の写真を現像することも可能です。
FUJIFILMの「チェキ instax mini 90 ネオクラシック ブラウン」は、本格的なカメラを思わせるデザインが印象的なインスタントカメラ。本体の重さは約296gと軽量なので、負担に感じることなく撮影できるでしょう。
撮影モードが充実している製品です。例えば、近距離撮影に便利な「接写モード」、画像を重ねて撮影できる「二重露光モード」、暗い室内でも明るく撮れる「パーティーモード」など、状況に応じてさまざまなモードを使い分けることができます。
また、アーティスティックな写真を撮りたい人におすすめな、光の軌跡をとらえる「バルブモード」も搭載されています。
コダックの「Mini Shot 3レトロ」は、写真印刷の質にこだわる人におすすめのインスタントカメラ。写真現像の際にラミネート加工が施されるので、水や紫外線、指紋などから写真を守り、写真が劣化しにくくなります。
モニター付きの製品で、好きな写真を選んで印刷できます。現像する際は、フレームありとなしの2パターンから選択可能です。スマホと連携することが可能で、専用アプリで写真を自由に編集できます。
Bluetooth接続に対応しており、スマホ内の写真を印刷することも可能です。フォトプリンターとしても優秀な製品となっています。ミラー付きなので、自撮り撮影もできます。
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