長野県は特に南北に広く、地域によって大きく姿を変えることで知られています。今回紹介する中部・南部のエリアもまた、個性的なスポットや名物グルメが数多くあります。この記事ではおすすめスポットを3カ所、訪れたら食べたいグルメを3つ紹介します。
大学卒業後、大手メーカー系自動車販売会社に勤務。在職中は個人顧客を中心に年間平均60台の新車を販売。自動車保険の見直し提案などの経験も豊富。その後、金融業界に精通した業務・教育支援を行う会社に転職し、法人営業に従事するとともに、2級ファイナンシャル・プランニング技能士およびAFP資格を取得。2018年よりライターとして活動を開始。新車ディーラー業界の裏話やファイナンシャルプランナーの視点から見た車購入アドバイスだけでなく、お得なカー用品やガジェット紹介等も得意とする。私生活では3児とうさぎ2羽の父。【保有資格】2級ファイナンシャル・プランニング技能士、AFP(日本FP協会認定)
長野県を語るなら必ず行っておきたいスポットが、国宝「松本城」。天守は安土桃山時代末期から江戸時代初期に建造され、当時の姿のまま現存している天守の1つです。天守は国宝に指定され、城跡は国の史跡に指定されています。
内部の観覧はもちろんですが、夜になるとライトアップされるので、昼間とは違った姿を見ることができます。宿泊して昼夜の姿を見ることをおすすめします。
松本駅からバスで10分、徒歩だと20分ほどの距離に位置しています。車でのアクセスの場合は、長野自動車道の松本インターチェンジから20分ほどです。
松本市内は宿泊できるホテルが多くありますが、中でもおすすめなのが「白樺の湯 たびのホテルlit松本」です。
長野県は山に囲まれており、雄大な自然が魅力。南部にある「阿智村」では、「日本一の星空」を見ることができます。環境省が人工的な照明の有無や星の明るさなど、さまざまな科学的観点から評価した結果、そう呼ばれているのです。
阿智村は人口6000人ほどの小さな村ではありますが、上記のような評価を受けた結果、星空観測の場所として一躍有名になりました。写真は筆者が手持ちのスマートフォンで撮影したため画質は良くありませんが、肉眼で見るとプラネタリウムに来ているかのような一面の星空を見ることができます。まさに「死ぬまでに一度は見ておきたい絶景」であるといえるでしょう。
阿智村へは車で行くことをおすすめします。夜間のドライブになるので、宿泊も検討しましょう。近隣には昼神温泉「ホテルはなや」などがあります。
長野県の長野市と松本市の間にある大町市で、和紙の「紙すき体験」ができるスポットがあります。最寄りの安曇野インターチェンジから40分ほどの場所にある、「松崎和紙」です。
コースは「入門コース」と「本格コース」などがあり、入門でははがきサイズ、本格では卒業証書くらいのサイズの紙すきを体験することができます。初心者や子連れの人は入門コースがおすすめです。
和紙をすいた後は、花や葉、絵の具を使って自分好みの和紙を作ることができます。すいた和紙はそのまま持ち帰ることが可能。乾燥させてポストカードや飾りとして使うことができます。
紙すき体験は予約制なので、事前に連絡し日時を確定してから訪れましょう。
松本周辺のソウルフードともいえる料理が「山賊焼」。鶏の唐揚げの大きいものをイメージしていただければよいかと思います。松本市内には山賊焼を食べられるお店が多くありますが、今回紹介するのは松本駅直結の「からあげセンター」。連日多くの人が訪れるお店です。
写真の山賊焼は1人前です。かなり大きいので、手持ちのApple「AirPods Pro」と比較してみました。30cmほどの長さですが、店員さん曰く「まだ小さい方」とのこと。ボリューム満点です。すり下ろしたニンニクやタマネギを効かせたしょうゆダレに漬け込み、片栗粉をまぶして油で揚げた山賊焼は、ごはんだけでなくお酒も進む逸品です。
見た目に驚くグルメが諏訪市にもあります。住宅地と畑の中にポツンとあるお店が「ぎょうざの焼吉(やきち)」。元消防士の店主が営むお店です。
「餃子屋をやって皆さんをよろこばせたい」と一念発起し開店したお店で見られるのが、餃子を焼く際の驚きのパフォーマンス。
屋根に届きそうなくらい大きく上がる火柱が、まるでショーのような印象です。危なくないのか、と思うかもしれませんが、店主が元消防士ということもあり安心感を持って見ることができます。
肝心の餃子ですが、乱切りされた野菜の食感の歯応えがとてもよく美味です。火柱を上げて焼いた直後は熱々なので、ご注意ください。
長野県南部に行ったらぜひ食べていただきたいのが、伊那地方でしか食べることができない「ローメン」。名前を聞くとラーメンかと思うかもしれませんが、全くの別物。ローメンは、羊肉と野菜を炒め蒸した太めの中華麺を加えた麺料理です。店によって異なりますが、大きく分けて「焼きそば型(汁なし)」と「ラーメン型(汁あり)」があります。
今回紹介するのは、ローメン発祥のお店「萬里」。ここでは汁ありのローメンを食べることができます。
羊肉を使っているため独特の旨みがあり、一度食べたらクセになる味付けで箸が止まりません。
テーブルにはローメンのアレンジ方法が書いてありました。自身の好みに味変できるのも、ローメンの魅力といってよいでしょう。
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