自転車利用者の全年齢でヘルメット着用が努力義務化されたことにより、ヘルメットを着用する人が増えました。しかし同時に悩むことになるのが、“自転車に乗らないときヘルメットをどうするか”問題。持ち運ぶのに良い方法はあるのでしょうか。
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ヘルメットは大きい上に重量もあるので、持ち運ぶとなると非常にかさばります。特に通勤・通学をする人は、他の荷物+ヘルメットを持って混雑する電車に乗らなければならないなど、ストレスを感じることも多いでしょう。
自転車の前かごに入れておく、ワイヤー錠などで括りつけておくなどして、ヘルメットを持ち運ばない方法もありますが、盗難の危険や雨にぬれる可能性、自転車の出し入れの際にぶつかって衝撃を受け、保護性能が低下するリスクなどがあります。
短時間なら問題ないかもしれませんが、何時間も自転車から離れるなら、やはり持ち運ぶのが最も安全と言えます。では、快適に持ち運ぶにはどのような方法があるのでしょうか。
まずは、バッグ本体の外側にヘルメットが取り付けられる、専用のバッグを使う方法です。ヘルメットをバッグの外側にホールドできる構造になっているので、収納部をヘルメットが圧迫しないのが魅力です。
また、ヘルメットホルダーを標準装備しているバッグは、自転車特有の前傾姿勢を考慮した設計を採用している製品が多いです。そのため、背負って走ったときのフィット感や背中の蒸れにくさが、一般的なバッグとは格段に違います。背負い心地や収納しやすさを重視する人には、有力な選択肢となるでしょう。
わざわざ専用のバッグを買うのに抵抗がある場合には、ヘルメットホルダーを取り付ける方法もあります。全てのバッグに取り付けられるとは限りませんが、ストラップを追加するなど工夫次第で使えるようになるでしょう。
カラビナなどでぶら下げている人もいますが、混雑した公共交通機関などでは邪魔になりやすいです。またぶつけて衝撃が加わると、ヘルメットとしての保護性能が低下してしまうので、あまりおすすめはできません。
自転車用ヘルメットは、折りたたみタイプのものも流通しています。コンパクトになるため持ち運びに便利な一方で、安全性に不安が残る商品があるのも事実。
ヘルメットの安全基準には、日本国内の「SG(製品安全協会)」や「JCF(日本自転車競技連盟)」、欧州の「CE EN1078」、米国の「CPSC1203」などがありますが、折りたたみヘルメットは、こうした安全基準を満たしているものが少ないです。
安全のためにヘルメットをかぶるはずが、安全性が確保できないとなると本末転倒です。折りたたみヘルメットを選ぶ際には、安全基準をしっかり確認した上で、信頼できるメーカーの製品を選ぶことをおすすめします。
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