メディア

「セイコーのクロノグラフ」おすすめ5選 コスパ重視の実用機や独自スタイルの個性派モデルなど【2023年10月版】

» 2023年10月27日 11時30分 公開
[物欲紳士Fav-Log]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 腕時計らしい”メカっぽさ”が人気の「クロノグラフ」。その中でもセイコーウオッチ(SEIKO)の製品は、国産ブランドの中でも随一の人気を誇ります。

セイコー SBPY169 セイコー SBPY169(出典:Amazon

 今回は、そんな「セイコーのクロノグラフ」のおすすめ製品を紹介し、その魅力を掘り下げていきます!

物欲紳士

物欲紳士

物欲系ブロガー。理系出身で首都圏在住。「物欲紳士ブログ」にて、ミドル世代メンズの視点から「長く使える愛用品との出会い」をテーマに記事を執筆中。趣味は「良いモノ」集め、カメラと写真、クルマとドライブ、旅行、革細工などのモノ作り。

→著者のプロフィールと記事一覧

国産クロノグラフの発展を支えた名門

 セイコーは、1881年に創業した、日本を代表する時計ブランドです。クロノグラフの分野でも、国産製品のパイオニアとして知られています。国産初のクロノグラフ腕時計の発売(1964年)や、世界初の自動巻クロノグラフを製品化(1969年)したことで有名です。

セイコー SBDL085 セイコー SBDL085(出典:Amazon

 現在でも、クロノグラフはセイコーの看板商品の1つです。実用性とコストパフォーマンスに優れたクオーツ製品から、100万円を優に超える高級モデルまで、幅広い製品がラインアップされています。ここからは、そんなセイコーのクロノグラフモデルの中から、注目の製品をピックアップし、その魅力を紹介します!

クールな文字盤色がおしゃれなベーシックモデル セイコーセレクション SBTR029

 「SBTR029」は、セイコーのスタンダードコレクションのベーシックモデル。通称「縦目」と呼ばれる、12時・6時(・9時)の位置に配されたインダイアル(小窓)が、外観上の特徴となる1本です。

セイコー SBTR029 セイコー SBTR029(出典:Amazon

 同社のクロノグラフとしてはベーシック機といえる本機は、5分の1秒単位で12時間までの時間計測に対応。ベゼル(文字盤外周部の枠状部品)にはタキメーター(速度計算尺)を備えており、クロノグラフとしての基本機能を押さえた仕様です。

 外観では、爽やかなアイスブルーの文字盤がおしゃれ。実売で1万円台(2023年10月時点)で入手可能なコスパの優秀さも魅力です。駆動方式はバッテリー式クオーツで、ケース径は約40mm。ケースとブレスレットはステンレス製です。別型番にて、よりスタンダードな文字盤色のモデルもラインアップされています。

スタイルと実用性、コスパのバランスに優れた常用機 セイコーセレクション Sシリーズ SBPY169

 同じくセイコーのスタンダードコレクションより、ブラックで統一された外観がシックな1本をご紹介します。

セイコー SBPY169 セイコー SBPY169(出典:Amazon

 「SBPY169」の外観は、いわゆる「横目」と呼ばれるインダイアル配置(3時・6時・9時)なのが第一の特徴です。統一感のあるブラック外装は、スーツなどのビジネスウェアとの相性も良好。「正統派のスポーツウォッチ」と呼ぶにふさわしい、引き締まった印象の外観です。

ビジネスウェアとの相性も良好なデザイン ビジネスウェアとの相性も良好なデザイン(出典:Amazon

 駆動部には、ソーラー方式のクオーツムーブメントを搭載。風防(文字盤前面のガラス体)には傷に強いサファイアガラスを採用し、JIS1種の耐磁仕様に対応するなど、実用性の高いスペックを備えています。実勢価格で3万円台(2023年10月時点)から入手可能な、コスパの高さも魅力です。

 スタイル・実用性・コストのバランスが良く、日常用途に好適な1本です。ケース径は約42mm。ケースとブレスレットはステンレス製です。

「往年の銘機」のスピリットを継承した1本 プロスペックス スピードタイマー SBDL085

 実用性の高さとスタイルの良さに加え、セイコーの伝統を感じたい人には、60年代の銘機の名称を採用した1本を紹介します。

セイコー SBDL085 セイコー SBDL085(出典:Amazon

 「SBDL085」は、世界初の自動巻クロノグラフ腕時計として知られる銘機、「スピードタイマー」(1969年発売)の名称を受け継いだモデル。本機はいわゆる復刻モデルではないものの、往年のスポーツウォッチのスタイルを再現したデザインが見どころです。文字盤が白黒に塗り分けられた「パンダカラー」と呼ばれる文字盤も、ヴィンテージウォッチのテイストを、現代的に再構築したものだと言えるでしょう。

セイコー SBDL085 セイコー SBDL085(出典:Amazon

 約39mmのケース径で腕元への収まりも良く、実勢価格で5万円台とコスパ面での優秀さも魅力です。ムーブメントはソーラータイプのクオーツ式。日本製で、ケースとブレスレットはステンレス製、風防はサファイアガラス製です。

セイコー SBDL085 セイコー SBDL085(出典:Amazon

セイコーらしい「独立多眼式」で差を付ける! プロスペックス スピードタイマー SBER003

 他社にはない「セイコーらしさ」にこだわりたい人には、セイコー独自の「独立多眼スタイル」を採用した1本を紹介します。

セイコー SBER003 セイコー SBER003(出典:Amazon

 「SBER003」は、計測時間の判読性を高めるために考案された「独立多眼式」を採用したニューモデル。文字盤を4つの表示部に分割する本機の基本構造は、セイコーが90年代の製品で初採用したスタイルです。

 機構部には、新開発のソーラー式クオーツムーブメントを搭載。90年代の独立多眼モデルは10分の1秒までの計測でしたが、本機では新たに100分の1秒単位の計測に対応し、機能面で進歩を遂げました。さらに、過去の製品は各ダイヤルが風防ごと独立した、やや奇抜な外観でしたが、本機では各ダイヤルの風防を一体化。オリジナリティーを残しつつも、よりビジネスウェアにもなじみやすい外観となった点にも注目です。

写真は別型番の白文字盤仕様(SBER001) 写真は別型番の白文字盤仕様(SBER001)(出典:Amazon

 各ダイアルと周辺部が「ブラック1色」となる本機が最もベーシックですが、いわゆる「パンダカラー(白文字盤)」のモデルなどカラーバリエーションも豊富に用意されています。ケース径は約42mmで、ケースとブレスレットはステンレス製です。

日本らしさが薫る、エレガントなスタイル プレザージュ SARK013

 国産モデルらしい1本を探している人には、「日本の美意識」をテーマに掲げた「プレザージュ」シリーズの自動巻モデルを紹介します。

セイコー SARK013 セイコー SARK013(出典:Amazon

 「SARK013」は、「プレザージュ」シリーズの最大の特徴とも言える「ほうろうダイヤル」に加え、機械式(自動巻)のクロノグラフムーブメントを搭載した1本。ほうろう素材の採用により実現した純白の文字盤に、ローマ数字のインデックス(時指標)、リーフ形状の青針の組み合わせという、時代を超えて通用するエレガントなスタイルが魅力的です。

背面部はシースルーバック仕様 背面部はシースルーバック仕様(出典:Amazon

 機構部には、本格的な機械式クロノグラフムーブメントを採用。前述した「スピードタイマー」(1969年発売)にてセイコーが初採用した「垂直式クラッチ」を搭載するなど、「セイコーのクロノグラフの伝統」を継承したムーブメントです。日本製で、シースルーバック仕様。ケース径は約42mmで、ケースはステンレス製、バンドの素材は本革(クロコダイル)となっています。

「機能性」と「こだわり」で選びたい!

 今回は、セイコーの腕時計の中でも人気の「クロノグラフ」について、おすすめのモデルとその魅力を紹介しました。コスパに優れた「日常生活向けの実用機」から、「セイコーらしさ」「国産製品らしさ」を楽しめる1本まで、幅広い製品が展開しています。

 使用用途や「こだわり」に応じて、どの製品を選ぶかは自分次第。愛用機選びの参考になれば幸いです!

こちらの記事も要チェック!

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセスランキング