メディア

ファーウェイの最新イヤフォン「HUAWEI FreeBuds Pro 3」を5つのポイントでチェック 前モデルと何が違う?

» 2023年11月09日 18時30分 公開
[井上晃Fav-Log]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 ファーウェイ・ジャパン(華為技術日本)は10月17日、同社が展開する完全ワイヤレスイヤフォンの上位モデル「HUAWEI FreeBuds Pro 3」を発売しました。

HUAWEI FreeBuds Pro 3 HUAWEI FreeBuds Pro 3(出典:Amazon

 ここでは、5つのポイントを追いながら、同製品の特徴をチェックしていきましょう。

井上晃

井上晃

スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットを軸に、ICT機器やガジェット類、ITサービス、クリエイティブツールなどを取材。Webメディアや雑誌に、速報やレビュー、コラムなどを寄稿する。Twitter:@kira_e_noway

→著者のプロフィールと記事一覧

「FreeBuds Pro」とは

 「FreeBuds(フリーバッズ)」は、ファーウェイ・ジャパンが展開する完全ワイヤレスイヤフォン(TWS)のブランドです。同ブランドの派生モデルとしては、廉価帯の「FreeBuds SE」シリーズ、スタンダードモデルの「Freebuds」シリーズ、デザインを重視した「Freebuds Lipstick」シリーズ、最上位の「FreeBuds Pro」シリーズなどが展開されてきました。

HUAWEI FreeBuds Pro 3 HUAWEI FreeBuds Pro 3

 ここで紹介する「HUAWEI FreeBuds Pro 3」(以下、FreeBuds Pro 3)は、最上位のFreeBuds Proシリーズの最新モデルです。2022年7月に発売された「HUAWEI FreeBuds Pro 2」(以下、FreeBuds Pro 2)の後継に相当します。従来通りカナル型を採用し、ハイエンドらしくANC(アクティブノイズキャンセリング)機能や外音取り込み、IP52の防じん防滴性能などをしっかりサポート。マルチポイント接続にも対応し、2台のデバイスへの接続をシームレスに切り替えられます。FreeBuds Pro 3のメーカー直販サイトでの価格は、2万8800円(税込)です。

デザインはわずかにコンパクトになった

 デザインに関して、従来世代からの変更点をチェックしましょう。FreeBuds Pro 3の充電ケースの寸法は、約65.9(幅)×46.9(高さ)×24.5(奥行き)mm。FreeBuds Pro 2の約65.9(幅)×47.5(高さ)×24.5(奥行き)mmと比べると、高さが少し減っています。数値としては4.5%ほどコンパクトになっているとのことです。

 FreeBuds Pro 3の重量については、製品サイトのスペックの値を参照すると、イヤフォン単体の重さが約5.8g、充電ケースの重さが約45.5gとなっています。イヤフォン本体の重さは、FreeBuds Pro 2のそれと変わっていませんが、充電ケースは約52.1gでしたので、ひと回り軽くなっています(※なお、プレスリリースでは“イヤフォン本体も約5%軽量化している”と書かれていますが、2023年10月31日時点での仕様表の数値はどちらも約5.8gとなっています)。

コントロールエリア コントロールエリア

 さらに、イヤフォン本体の軸部分にあるコントロールエリアは、少しくぼんだ形状に変わったことで、操作性も良くなっているとされます。また、FreeBuds Pro 3では、カラーバリエーションが「セラミックホワイト」「シルバーフロスト」「グリーン」の3色用意されています。FreeBuds Pro 2のときにあった「シルバーブルー」がなくなり、新色の「グリーン」が追加された形です。ちなみに、充電ケースには一面式ナノガラスが使われており、耐摩耗性が約32%向上したとのことです。

 イヤーチップは、L、M、S、XSの4サイズが同梱されています。従来世代ではなかった「XS」が増えたことがポイントです。

バッテリー持ちを改良

 FreeBuds Pro 3の充電ケースは、USB Type-Cまたはワイヤレスで充電する仕様です。バッテリー持ちについて仕様上の数値を確認してみると、FreeBuds Pro 2と比べると、使い方によっては使用時間が伸びていることがわかります。具体的には、ノイズキャンセリングがオフの状態で、イヤホン単体だと旧モデルも新モデルも約6.5時間です。一方、ケースを併用した場合には、旧世代が30時間だったのに対し、新世代では最大31時間の連続音楽再生が可能になっています。

 ノイズキャンセリングをオンにした状態では、イヤフォン単体だと旧モデルでは4時間だったのに対し、新モデルでは約4.5時間に伸びています。ケースを併用した場合は、旧モデルでは18時間だったのに対し、新モデルでは最長22時間バッテリーが持続するとされています。

従来通りデュアルドライバーユニットを採用

 FreeBuds Pro 3では、従来モデルと同じく音響システムに「デュアルドライバーユニット」を採用しています。これは、11mmの「ダイナミックドライバー」(中低音域)と「マイクロ平面振動板ドライバー」(高音域)で構成されるもので、14Hzの低音から48kHzの高音までをカバーします。こうした音域は従来モデルから変わっていません。

デュアルドライバーユニットのイメージ デュアルドライバーユニットのイメージ

 なお、マイクロ平面振動板ドライバーについて、「ハルバッハ配列」(磁気回路の磁力強度を高める配列)によって強化されたと説明されていますが、ユーザーの体験としてどれくらいの違いがあるかは未知数です。

 そのほか、新機能ではありませんが、LDACなどのハイレゾコーデックに対応していること、外耳道の構造や装着状態を自動的に検知してリアルタイムでEQを調整する機能などが使えることもチェックしておきましょう。

ANC精度やマイク集音を改良

 FreeBuds Pro 3では、周囲のノイズを低減するANC機能を利用できます。このANC機能が「インテリジェント・ダイナミックANC3.0」へとアップデートされており、従来世代と比べるとANC性能が約50%向上したとのこと。なお、この改良は、搭載するチップセットの処理性能が向上したためとされています。

通話時に声を集音する能力が約2.5倍に向上 通話時に声を集音する能力が約2.5倍に向上

 また、音声通話やビデオ通話時にユーザーの声を集音する能力は約2.5倍にアップしているとのこと。こちらは、骨伝導VPUセンサーの位置が、より耳に密着するように見直されたほか、ディープラーニングを活用したアルゴリズムが改良されたことによります。同様に、風切り音を低減する性能も約80%向上しています。

こちらの記事も要チェック!

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセスランキング
  1. 予約しておきたい「付録グッズ」5選 コールマン×ピンクがかわいい付録バッグが登場【2024年5月版】
  2. 今売れている「乾麺そば」ランキング10選 生そばのような風味と食感の商品に注目!【2024年5月版】
  3. 今売れている「スマートウォッチ」トップ10&おすすめ TOP3は1万円以下のお手頃モデル【2024年5月版】
  4. ワークマンの「歩きやすいシューズ」3選 長時間歩くときに履きたい、“快適スニーカー”は要チェック
  5. 今売れている「アウトドアナイフ」おすすめ&ランキング キャンプや釣りなど、野外で活躍!【2024年5月版】
  6. 今売れている「ノースフェイスのリュック」おすすめ3選&ランキング 1万円台でコスパ良し! 出張などビジネスシーンで使える高機能リュックが人気【2024年5月版】
  7. 今売れている「マウンテンパーカー」トップ10&おすすめ 軽くて防水性の高いモデルに注目!【2024年5月版】
  8. ワークマンの「汗をかいても快適なウェア」3選 980円の“ひんやりTシャツ”は、この夏のマストバイ【後編】
  9. 10000mAh以上! 今売れている「大容量モバイルバッテリー」おすすめ3選&ランキング 1位はAnkerの3000円で買えるコンパクトなモデル!【2024年5月版】
  10. ワークマンの「雨の日も快適なシューズ」3選 雨の日の“靴問題”を解決してくれる、高機能&おしゃれなシューズ