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「身軽に登山したい!」をかなえる装備軽量化のコツ 話題の“ウルトラライト(UL)”って?

» 2024年06月29日 10時30分 公開
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 レインウェアや水、行動食、救急セットなど、たくさんの荷物を携帯しなければいけない登山。テント泊ともなれば10kg以上の荷物を背負うこともあります。荷物の重さは疲れやすさにも影響するため、軽量化した方が良いと分かってはいるものの、どのように実践したら良いかわからない人も多いのではないでしょうか。

 そこで今回は、登山における軽量化についての重要性や方法を紹介します。軽量化のポイントを押さえれば、登山がより快適になり、さらに楽しめるようになるはずです。

フォト ※イメージ

おかだあきほ

おかだあきほ

フリーランスのライター・編集者。元アウトドアショップ店員。富士登山をきっかけにアウトドアにはまり、登山やキャンプ、トレイルランニングなど幅広いアクティビティを一年中楽しんでいます。自身の山体験や、店員時代の接客経験を生かし、リアルで深い内容を発信!リモートワーカーのため、仕事や日常を快適かつ生産的に行うためのガジェット選びも得意です。

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登山軽量化の重要性

 登山における装備の軽量化は、安全性や体力の温存に影響します。装備が軽いと体への負担が減り、長時間の登山でも疲れにくくなるメリットがあります

 重い荷物を背負っていると、足腰や肩にかかる負担が大きくなり、筋肉疲労や関節の痛みを引き起こしやすくなります。また、バランスを崩して足をひねったり、転倒してしまったりすることも。軽量化することで長距離を快適に歩くことができ、登山を楽しむことに集中できるのです。

フォト ※イメージ

 軽量化は、登山の楽しみを増やすことにもつながります。余計な荷物を減らしたり、軽いアイテムを使ったりすることで、より多くの景色に出会えたり、自由に行動したりすることができます。

 荷物が軽くなって余裕が出た分、一眼レフや双眼鏡、手の込んだ調理をするための道具、お酒など、お楽しみアイテムを持っていけるメリットも。適切な軽量化は、山を楽しみ尽くすために重要なのです。

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最近よく耳にするウルトラライト(UL)って?

 最近よく耳にするのが「ウルトラライト(UL)」という言葉。装備の軽量化を極限まで追求し、深く長く自然と向き合う登山スタイルを指します。米国生まれのスタイルで、近年日本でも浸透してきました。

 より遠くへ、より早くたどり着き、自然と一体化できるような体験をするために荷物を軽量化する、といった考え方が基本です。具体的には、軽量な素材を使用したギアやウェアを使ったり、多機能なアイテムを選んだりすることが挙げられます。

フォト Six Moon Designs Deschutes 超軽量バックパッキングタープ 13オンス ソロタープ(出典:Amazon

 例えば、バックパックやテント、シュラフ、マットなどは、重くてかさばるものから、軽量でコンパクトなものに変更します。また、シングルバーナーとガス缶の代わりにアルコールストーブや固形燃料ストーブを取り入れたり、防臭性が高いメリノウールウェアを選んで着替えを減らしたりすることもこれに含まれます。

 ウルトラライトスタイルを実践することで、体への負担を減らし、長距離のトレイルや険しいルートも軽快に進むことができるようになります。ただし、レインウェアやファーストエイドキット、水、行動食などの必需品は必ず備えましょう。

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軽量化のための2つのコツ

 登山アイテムの軽量化には、いくつかのコツがあります。ここでは、2つのコツを紹介します。

本当に必要なものかを考える

フォト カリマー cleave 30 Small(出典:Amazon

 軽量化のためには、本当に必要なものを見極めることが重要です。おすすめは、登山に持っていくアイテムのリストを作成し、それぞれが本当に必要かどうかを考えること。

 例えば、予備の着替えやおやつを持ちすぎていないか、使わなそうな調理器具をパッキングしていないかを吟味します。荷物を見直していると「いつも持ち運んでいるけれど、山で使ったことがないな……」といった気づきもあります。

 万が一に備え、余分な食料や着替えを持っていくことはNGではありませんが、多すぎると荷物が重くなり、疲れの原因になるためほどほどにしましょう。

軽量なアイテムを選ぶ

フォト エバニュー Ti 570FD Cup(出典:Amazon

 登山アイテムを軽量化するためには、軽いアイテムにも注目しましょう。例えば、金属フレームのない軽量なバックパックやチタン製のクッカーなどを選ぶのも手です。休憩時などに着る保温着やシュラフは、化学繊維から良質なダウンを使ったものに変えることで、高い保温性と軽さを両方得ることができます。

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