写真を撮影する際、なんといってもスマートフォンのカメラを使う方が多いと思います。また手ごろさも魅力なコンパクトデジタルカメラも根強い人気ですね。
コンパクトデジタルカメラには、より高い性能を持つ高級コンパクトデジタルカメラ(以下高級コンデジ)もあり、こちらを選ぶ人も増えています。高価なコンパクトカメラは何が違うのでしょうか?
またミラーレス一眼や一眼レフなどレンズ交換式のカメラもある中、高級コンデジならではのメリットや魅力とは何なのか。使ってみてわかったことをご紹介します。
おかだあきほ
フリーランスのライター・編集者。元アウトドアショップ店員。富士登山をきっかけにアウトドアにはまり、登山やキャンプ、トレイルランニングなど幅広いアクティビティを一年中楽しんでいます。自身の山体験や、店員時代の接客経験を生かし、リアルで深い内容を発信!リモートワーカーのため、仕事や日常を快適かつ生産的に行うためのガジェット選びも得意です。
筆者が現在使っている高級コンデジは、ソニーの「DSC-RX100M7」ですでに3カ月ほど愛用しています。公式サイトでの販売価格は20万9000円(税込)と、一眼レフカメラのように高額ですが、それでも使い始めてよかったと感じています。その魅力はどこにあるのでしょうか。
高級コンデジの最大の魅力の一つは、その軽さとコンパクトさです。持ち運びしやすいミラーレスカメラでも約400g〜700gほどあるのに対して、DSC-RX100M7の重さは約275g(本体のみ)。コンデジは電源をオフにすればレンズがフラットに収納されるため、かさばることもありません。
どこにでも手軽に持ち運べるため旅行やアウトドアシーンでの撮影にうってつけ。カメラを持ち運ぶ負担が軽減されるので、長時間の撮影でも疲れにくいです。
貴重な瞬間は一瞬で過ぎ去ります。そんな時、カメラをすぐに取り出して撮影できるかどうかが重要です。高級コンデジは、コンパクトなサイズ感のおかげでかばんやポケットからサッと取り出せ、瞬時に撮影が可能です。
一眼レフやミラーレス一眼カメラは、移動時にバッグに収納しておくことが多く、カメラを出したり構えたりしている間にシャッターチャンスを逃してしまうことも。その点、高級コンデジは素早く取り出すことが可能です。不意なシャッターチャンスでもチャンスを逃しません。
サイズ面の有利さはスマホや他のコンデジと共通の点もありますが、撮影に関して細かな設定ができるのが魅力です。
筆者が愛用しているDSC-RX100M7は、オートモードやシーンモードのほか、一眼レフのように「P、S、A、M」モードがあり、ISO感度やシャッタースピード、絞り値などの調整が可能。カメラ上級者も満足のいく撮影ができます。
加えてオートモードの精度が高いため、カメラ初心者でも簡単に美しい写真が撮れます。暗い場所や動きの速い被写体など撮影が難しいシーンでも、自動で最適な設定を選んでくれるため、失敗を最小限に抑えられます。
スマホのカメラ技術も進化していますが、高級コンデジの描写力は依然として群を抜いています。そしてなんといっても、画質を大きく左右するセンサーとレンズの違いです。
カメラにもよりますが、DSC-RX100M7は1型とスマホより大きいセンサーと、明るい光学式の8倍ズームレンズを搭載。光や細かいディテールの表現に優れており、目で見たままの美しさをそのまま写真に収めることが可能です。
特に風景や自然の美しさ、食べ物など繊細なものを撮影する場面では、高級コンデジならではの大きなセンサーや高品質なレンズが活躍。スマホでは再現しきれない繊細な光のニュアンスや深い色合いを写すことができるので、思い出をより良い形で残せます。
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