価格据え置きのまま、毎月のデータ使用量を10GB増量させることを発表したNTTドコモが提供する「ahamo」。キャリアが提供する格安プランとしてますます注目のサービスとなっています。
ここでは「ahamo」に関する主要なトピックと10月からの変更点ついて紹介していきます。
井上晃
スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットを軸に、ICT機器やガジェット類、ITサービス、クリエイティブツールなどを取材。Webメディアや雑誌に、速報やレビュー、コラムなどを寄稿する。Twitter:@kira_e_noway
「ahamo(アハモ)」は、ドコモがオンライン専用で提供している通信プランです。
最大の特徴は、ドコモのネットワークで大容量のデータ通信を使えるプランでありながらも、比較的安価に利用できること。ただし、ショップでの対面サポートが利用できなかったり、ドコモ本体のプランで利用できるサービス・機能が一部利用できなかったりする点は理解しておく必要があります。
例えば、留守番電話サービスが使えなかったり、乗り換え後にドコモメールを使い続けるには月額330円(税込、以下同)の「ドコモメール持ち運び」オプションの利用が必要だったりします。
ここでは、ahamoにおける主要なアップデートをチェックしていきましょう。
2022年6月には「大盛りオプション(ahamo 大盛り)」の提供が開始されました。これを追加した場合には、月100GBまでの通信量を利用できるように。ahamoユーザーも実質的に大容量プランが選択可能になりました。
2023年6月には「ahamo光」の提供も開始。要するにahamoとセットで利用できるISP一体型の光回線プランが用意されました。
2024年4月には「ahamoポイ活」の提供が開始されました。月額2200円の「ポイ活オプション」を契約していると、「d払い」で支払った場合に「dポイント」が多く付与されるという仕組みでした。ただし、こちらの施策はオプション料金が必要なうえ、メリットを得るための条件も厳しめでした。
9月にインパクトのあるアップデートが発表されました。2024年10月1日から、月額2970円の価格設定はそのままにahamoで利用できるデータ量が月20GBから月30GBに増量されることに。「ahamo 大盛り」契約時の月間利用可能データ量も10GB増えて110GBに変わります。
現在「ahamo」を契約中の場合も、変更手続きなどは不要とされています。
ちなみに、テザリングや海外データ通信の上限も30GBに増えているので、モバイルルーター代わりや海外渡航用の通信として運用した場合の魅力もさらにアップしています。
大手キャリアであるドコモが提供する格安プランのこうした変更を受けて、他社のオンライン通信プランやMVNOが提供する格安SIMを含め、格安プラン市場がさらに活性化すると思われます。
特にahamoに先んじて30GBプランを発表していた「HISモバイル」や、30GBから50GBへの増量を行なった「日本通信SIM」などMVNO市場では、すでに増量や料金設定の変更などの動きも見られます。
今秋から冬にかけて通信プラン変更を検討している場合には、こうしたトレンドを継続的に注視しておきましょう。
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