ゴアテックス(GORE-TEX)を採用したウェアの防水透湿性は世界中で評価されており、アウトドア初心者からプロまで、あらゆる人に愛用されています。一方、ゴアテックスを使用したウェアは価格が高い傾向にあり、購入しづらい場合も。しかし実は、手頃な価格で手に入る防水透湿性を備えたウェアもあるのです。
本記事では、コスパの高い「蒸れにくい防水ジャケット」を4つご紹介します。
立山 亜樹
ライター・編集者。元アウトドアショップ店員。富士登山をきっかけにアウトドアにはまり、登山やキャンプ、トレイルランニングなど幅広いアクティビティを一年中楽しんでいます。自身の山体験や、店員時代の接客経験を生かし、リアルで深い内容を発信!リモートワーカーのため、仕事や日常を快適かつ生産的に行うためのガジェット選びも得意です。
ザ・ノース・フェイスの「ベンチャージャケット」は、植物由来の独自素材を使用した防水透湿性を持つジャケット。汗をかいても肌にウェアが張り付く感じが少なく、長時間着用しても快適に過ごせます。また、2.5層構造でしっかり防水性やタフさを備えつつも、コンパクトに収納できるのも魅力です。
ベーシックなデザインのためコーディネートにも取り入れやすく、特にブラックカラーはビジネスシーンにもなじみます。公式サイトでの表示価格は1万8700円(税込、以下同)。本格的な登山からデイリーまで、あらゆるシーンで活躍する一着です。
ミズノの「ベルグテックアクアブロックレインジャケット」は、ミズノ独自のベルグテック素材を使用した、防水性・透湿性・撥水性のバランスが取れた一着。耐水圧は15000mm、透湿性は10000g/平方メートル/24hで、雨の日の登山やキャンプでも快適に過ごせます。
また、20回洗濯しても性能を維持する耐久撥水加工が施されているのも特徴。公式ストアでの販売価格は7040円と、1万円を切るリーズナブルなアイテムですが、一度購入すれば長く着られるのもうれしいポイントです。
前面にロゴや装飾のないシンプルなデザインと光沢を抑えたマットな質感で、アウトドアだけでなく普段使いもしやすいのが魅力。フード内にウェアをまとめて入れることができ、持ち運びも楽チン。収納袋をなくす心配もありません。
コロンビアの「ステュアートトレイルジャケット」は、コロンビア独自の「オムニテック」防水透湿技術を採用しています。公式ストアでの販売価格は2万4200円。摩擦への強さや耐久性、防水性をバランスよく備えています。また付属のスタッフバッグに収納して持ち運べるのもポイントです。
急な坂を登っている時など、蒸れや熱気が気になる場面では、メッシュ仕様のハンドポケットを開けることで通気性を確保。ウェア内を適温に保てます。
さらに、フロントファスナーやポケットには雨返しがついており、雨をしっかりとシャットアウト。ポケット内の荷物がぬれるのを防ぎます。コロンビアらしい、柔らかで温かみのあるカラーリングにも注目です。
ヘリーハンセンの定番ウェア「スカンザライトジャケット」。公式ストアでの販売価格は2万2000円で、同ブランド独自の防水透湿素材「ヘリーテックパフォーマンス(2.5層構造)」を使用しています。
ややゆったりとしたシルエットと立体裁断で重ね着しやすく、動きやすいのがポイント。早朝や夜などの冷え込む時間帯にフリースなどを着込んでも着ぶくれしにくく、ストレスがありません。
フロントポケットにはマチがあり、スマートフォンやモバイルバッテリー、グローブなど、小物をたっぷりと収納できるのも魅力。さらに、サンドベージュ×ジンジャーイエローやアッシュブルーなど、適度に映えつつ派手すぎない、絶妙なカラーリングもおしゃれです。
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