まだ暖房を入れるほどではないけれど、朝晩の冷え込みが気になるこの時期は、ちょっとした「あったかグッズ」が役立ちます。冷えをそのままにしておくと、体調不良を引き起こす場合もあるので、冷えを解消する“温活”は日頃から心がけたいものです。
そこで、秋から冬にかけて暖房の節約にもつながる「温活グッズ」を、FPの視点で3つピックアップしました。手に入りやすく、値段も手頃なものばかりなので、ぜひ生活に取り入れてみてください。
石倉博子
ファイナンシャルプランナー(1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP認定者)。
“お金について無知であることはリスクとなる”という私自身の経験と信念から、子育て期間中にFP資格を取得。実生活における“お金の教養”の重要性を感じ、生活者目線で、分かりやすく伝えることを目的として記事を執筆中。大学では美学美術史と油絵を学び、文学と造形の学士を取得。しかし今は芸術とは程遠いお金の計算に情熱を燃やす人間になっている。伏線がきれいに回収された小説を読むのが好き。
体が冷えていると感じるときは、お腹回りや手足、首回りなどを温めると冷え対策になります。腹巻や靴下、レッグウォーマー、ネックウォーマーなどを身に着けて体を冷えから守りましょう。
お腹回りがモコモコになるのが気になる人には、アウターにひびかないシルク素材の腹巻がおすすめです。薄手なのにしっかりとお腹回りを温めてくれます。
冷えやすい足元を温めてくれるレッグウォーマー。特に足首を温めることは寒さ対策として効果的です。薄手タイプならズボンの内側に装着でき、オフィスなどでも目立ちません。
ズボンの上から重ねて使えるファッション性を兼ね備えたおしゃれなタイプもあるので、シーンに合わせて使い分けるのがおすすめです。
湯たんぽと言うと、昔ながらのステンレス製の湯たんぽを思い浮かべますが、昨今はさまざまな種類の湯たんぽが登場しています。
お湯を沸かして使うタイプの湯たんぽは、意外とガス代がかかるため、電子レンジで温めるタイプの方が経済的な場合があります。温かさは製品にもよりますが、8時間程度持続します。就寝時だけでなく、オフィスで足元に置いたり椅子の背に当てたりと、幅広く活用できます。
しょうがは体を温めてくれる食材として、古くから重宝されています。血行を良くして体を温める作用から、冷え性対策として用いられるだけでなく、消化吸収を良くしたり、免疫力を高めたりする効果も期待できます。
しょうがの効能を利用して、体を内側から温める「しょうが湯」は、冷え性の強い味方です。
熱湯150ml〜200mlに、すりおろしたしょうが小さじ1と、はちみつ大さじ1を加えて混ぜるだけ。お好みでレモン果汁やマーマレードジャムなどを加えるとフルーティーになります。
お湯を注ぐだけですぐに飲める粉末状のものや、お湯で割ると「しょうが湯」、炭酸水で割ると「ジンジャーエール」になる「しょうがシロップ」なども市販されています。
また、しょうがに限らず、シナモンやカルダモン、ルイボスなどのハーブティーも体を内側から温め、リラックス効果も期待できるのでおすすめです。
「外から温める」「内から温める」「温かさを逃がさない」――この3つの視点で選んだ“温活グッズ”は、これからの季節に大活躍するでしょう。手軽に購入できるものが多いので、家族や友人にプレゼントするのもいいですね。
冬に入る前に“ちょい足し温活グッズ”を取り入れて、冷え知らずのあったかライフを送りましょう!
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