「インターネット一時ファイル」は,一度アクセスしたWebサイトの内容をハードディスク内のキャッシュとして保存しておき,次に同じサイトにアクセスしたときに素早く表示するために利用されている。しかし,ISDNやADSLなどの高速回線を利用している場合,キャッシュがあってもなくても表示速度が変わらないことが多い。かえって,キャッシュ内容が古くなっている場合などに,動作が不安定になるなどマイナス要因が生まれることすらあるのだ。そこで,Internet Explorerを終了するごとにインターネット一時ファイルを削除するようにしてしまえば,あくまでInternet Explorerを起動している間だけキャッシュが働き,新たに起動しなおしたときはクリアされるので,そのようなマイナス要因からは解放されるはずだ。
ただし,この手順を利用すると,モデムなどの低速回線でアクセスしている場合はWebページの表示速度が遅くなってしまう。あくまでこれは高速回線を利用している人のみ設定するようにしよう。
デスクトップのInternet Explorerのアイコン上で右クリックし,「プロパティ(R)」を選択して「インターネットのプロパティ」を開く
「詳細設定」タブをクリックし,「ブラウザを閉じたとき、[Temporary Internet Files]フォルダを空にする」にチェックを入れて,OKボタンをクリックする。これで,Internet Explorerを終了するたびにインターネット一時ファイルが自動的にクリアされるようになる
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