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» 2008年02月04日 00時00分 公開

情報システム用語事典:コストセンター(こすとせんたー)

cost center / 原価センター / 原価中心点 / 原価責任単位

[@IT情報マネジメント編集部,@IT]

 原価管理・責任会計において、原価集計を行うために設定される計算上の基本単位。組織上の管理単位や原価管理上の原価部門がコストセンターに設定される場合もあるが、通常は作業の同種性などから、工程や作業、機械装置などの詳細な単位で設定される。責任センターの1つ。

 例えば標準原価法であれば、コストセンターごとに標準原価と実際原価を導き出し、その差異を解消すべく改善策を検討、実施する。コストセンターの管理責任者は、その権限範囲内における原価の発生に対してのみ責任を負う。

 コストセンターという用語は、企業組織論の文脈では「利益を創出しない組織」の意味で用いられることもある。この場合はプロフィットセンターの対義語で、プロフィットセンターになるとコストセンターではなくなるというニュアンスで語られるが、企業組織内の諸活動のほとんどは何らかのコストが発生しており、ほとんどの業務、工程、部門にコストセンターを設定でき、プロフィットセンターだからコストセンターでなくなるというわけではない。

参考文献

▼『原価計算〈6訂版〉』 岡本清=著/国元書房/2000年4月

▼『管理会計発達史論〈改訂増補〉』 辻厚生=著/有斐閣/1988年9月

▼『創造する経営者』 ピーター・F・ドラッカー=著/野田一夫、村上恒夫=訳/ダイヤモンド社/1964年6月(『Managing for Results』の邦訳)

▼『創造する経営者〈ドラッカ−名著集6〉』 ピーター・F・ドラッカー=著/上田惇生=訳/ダイヤモンド社/2007年5月(『Managing for Results』の邦訳版新訳)


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