インターコムとリコーは7月16日、リコーのデジタル複合機「imagioシリーズ」から従業員が自分の給与・賞与明細書をプリントできるWindows向けのソフトウェア「Web 給金帳 V2 for imagio」を7月25日に発売すると発表した。インターコムはPCで給与明細書を見られる製品も発売しているが、imagioシリーズと連携することで「PCが少ない職場でも給与明細書を電子化できる」としている。
Web 給金帳 V2 for imagioが稼働するPCは「給与奉行」などの給与管理ソフトウェアから給与明細書データを取得できる。給与管理担当者は、このデータから給与明細書を作成し、PDFデータとして別に構築するWebサーバに保存する。従業員はimagioが搭載するWebブラウザを液晶パネルで操作して、このWebサーバにアクセスし、PDFデータを印刷する仕組み。
Web 給金帳 V2 for imagioを使うことで企業は明細作成や封入、配送などの作業を簡略化できる。インターコムはこれまでWeb 給金帳シリーズとして、給与明細書のPDFデータを電子メールで配信したり、Webサーバ上に蓄積してPCで確認するソフトウェアを販売してきたが、工場などPC台数が少ない職場では展開が難しかった。
Web 給金帳 V2 for imagioはWindows Vista Business/XP/2000とWindows Server 2003に対応。WebサーバはApache 1.3、IIS 6.0/5.0に対応する。imagio用のオプションとして「Webアクセスカード」(10万2900円、税込)、「PS3カード」(15万2250円)が必要。
連携できる給与管理ソフトウェアは給与奉行のほか「PCA給与」「給与大臣」「SMILEαAD 給与管理」。価格は50クライアントからで37万5000円。リコーの「Operius」認定商品として、リコーグループの販売会社が販売する。
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