エディネット / Electronic Disclosure for Investors' NET-work
「金融商品取引法に基づく有価証券報告書等の開示書類に関する電子開示システム」のこと。金融商品取引法に基づいて企業から提出された開示書類をインターネット上に公開し、投資家などが自由に縦覧できるようにするため、金融庁によって設置されたシステムである。
金融商品取引法(改正前は証券取引法)で定められた「開示用電子情報処理組織」に当たるもので、2000年10月に試験運用を開始した。2001年6月から電子化(HTML)された有価証券報告書、半期報告書などの受け付けを始め、2002年6月には有価証券届出書、発行登録書など、2003年6月には大量保有報告書などを受け付け、順次対応書類を広げてきた。
2004年6月からは有価証券報告書、半期報告書、臨時報告書、有価証券届出書、発行登録書関係書類、自己株券買付状況報告書、公開買付届出書関係書類についてはEDINETの使用が全面適用され、紙による書類提出が原則的にできなくなっている。
さらに金融庁では2008年3月17日からはEDINETをXBRLベースの新システムに切り替えており、同年4月1日以後に開始する事業年度に係る開示書類については、XBRL形式による提出が義務化された。
▼『電子開示実務ハンドブック――EDINET登録届出から書類提出後の実務まで』 亜細亜証券印刷電子開示推進室=編/中央経済社/2001年10月
▼『電子情報開示のフロンティア』 河崎照行=編著/中央経済社/2007年7月
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