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最近、IT業界で「ITアーキテクト」という単語をよく聞きます。システム基盤分野だけではなく、業務アプリケーション分野でもちらほらと耳にします。「エンタープライズ・アーキテクチャ」「サービス指向アーキテクチャ」というように、関連用語のアーキテクチャという言葉も頻繁に登場します。
ITアーキテクトは、若手IT技術者の間ではプログラマやデータベースエンジニアといった実装担当者よりも上位の、比較的高い報酬の得られる魅力的な職種として認識されているようです。実際、IT戦略立案や個別ITプロジェクトの実務においては、貴重な存在として位置付けられ、活躍の幅がどんどん広がりつつあります。
一方、ITアーキテクトのリアルな人材像はややあいまいです。一般社会はともかく、IT業界内でも明瞭かつ具体的に統一されたイメージはまだ根付いてはいない、とも感じます。
この記事はそんなITアーキテクトについて、一定の共通認識が得られるような解説を心掛けました。早速見ていきましょう。
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