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» 2009年04月23日 00時00分 公開

富士通、中堅向け「GLOVIA smart 人事給与」新版発表「照合表機能」で業務効率化を図る

[垣内郁栄,@IT]

 富士通は4月23日、中堅企業向けERPパッケージの最新版「GLOVIA smart 人事給与 C V3」の販売を開始したと発表した。人事部門の業務効率を向上させる新機能を追加し、現場における作業負担の軽減を図る。

 新たに追加したのは「照合表機能」。富士通人事部の発案で生まれた機能で、特許登録も行っている。従業員が増えたり、従業員の人事情報が変わった場合、人事スタッフが目で変更項目を確認し、ミスがないかを調べる必要がある。照合表機能はこの作業を効率化。変更された人事情報の中で、新規入力項目と修正項目だけを抽出することができ、人事スタッフはその変更点だけを確認すればよくなる。

 富士通の産業・流通ソリューション本部 GLOVIAビジネス統括部 プロジェクト課長 古瀬健二氏によると人事情報の確認項目は従来の方法と比べて80%減らせるという。入力された情報の修正は、確認画面で直接行うことができ、作業効率を向上させられる。古瀬氏は「中堅企業では1人の人事スタッフがかなり多くのことを、こなさないといけない」と話し、業務の効率化につながると話した。

「GLOVIA smart 人事給与 C V3」の機能

 また、Excelで使うような計算式で簡単に給与の設定をできるようにした。システム部門に依頼せずに人事スタッフが給与や組織のツリー向上を変更可能。組織や賃金制度の変更で人件費にどのような影響があるかを示す「賃金シミュレーション機能」もある。また、社内から特定の条件に合致する従業員を探すことができる検索機能も強化し、and検索のほかにor検索を使えるようにした。

 V3は、前バージョンのV2と比べて大きな設計思想の変更がある。「V2ではカスタマイズをして使うことが前提。データベース設計や画面作成を顧客にお願いしていた」(古瀬氏)。対してV3では、V2の3倍に当たる約1500項目の人事情報項目を用意した。追加されたのはプロジェクト経験履歴などで、ユーザーが最大500項目まで別に新規追加することも可能。事前に豊富な人事情報項目を用意することで、企業がカスタマイズせずにV3を使えるようにした。古瀬氏によると、V2は6カ月程度の構築期間がかかっていたが、V3は4カ月で構築できるという。

 V3の価格は従業員数100人で使う場合で、70万円(税別)から。従業員数に応じた従量制を採っている。古瀬氏によるとGLOVIA smart 人事給与はこれまで1890サイトに導入。V3では3年間で1000社への導入を目指す。アップグレードのほかに、Excelで人事情報を管理しているような中堅企業にも提案したいとしている。

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