いま、世界各地で、従来の大量生産ビジネスにとらわれない、新たなモノづくりが生まれている。また、大手メーカーにおいても、新たなモノづくりプロセス確立の取り組んでいる。本EXPOでは、IT技術によってモノづくりの現場や産業構造はどう変化するのかを探る。
モノのインターネット(IoT)、センシング、低消費電力技術の発展により、コンシューマ製品のみならず特定用途向け製品においても、モノづくりが新たなステージに入ろうとしている。デバイスが相互にワイヤレス通信を行い、センシングデータをリアルタイムにやりとりし、長寿命で駆動する機器の登場は、私たちの生活や利用スタイルを劇的に変える可能性を秘めている。またこれらの要件と共に、リッチなユーザー体験を与える高性能・高品質のデバイスはこれまで以上に求められてきている。このようなデバイスの開発を支える組み込みシステムは、ハードウェア、ソフトウェア、開発環境のいずれもが大きな変化を遂げている。ワイヤレス通信技術は更なる小型化・低消費電力化が進み、電源関連技術は低消費電力のみならず環境発電・ワイヤレス給電など様々な分野でイノベーションが起きている。本ゾーンでは新しい時代のモノづくりに向け、エンジニアが知っておくべき技術・製品を紹介する。
再生可能エネルギーから災害時の防災対策まで、スマートなエネルギーの活用方法には、注目が集まる一方だ。エネルギー/BCPゾーンでは、導入が相次ぐ「太陽光発電」や、エネルギーの最適化/ 低減を図る「EMS」、システム障害対策など事業継続をサポートする「BCP」など、エネルギーソリューション として注目される製品/サービスや、これらの導入/活用事例をはじめとする最新情報を届ける。