「コミュニティサイトはこれから伸びる」とCafesta
「ここ数年でブロードバンドが普及し、常時接続でネットを利用する人が劇的に増えた。Webサービスのビジネスチャンスは広がっている」――アバターサービス「Cafesta」を運営するパワードコムの日野富夫氏(インターネット事業本部・インターネット事業戦略部ポータル事業グループマネージャー)は言う。
Cafestaは、ユーザーが作成した独自のアバターを使って、ネット上でコミュニケーションできるサービス。アバター付きメールのやりとりや、アバターチャット、日記の作成などが可能で、基本サービスは無料で利用できる。
スタートしたのは2002年7月(関連記事参照)。低価格・常時接続のADSLの普及とともにISP収入が頭打ちになり始めた当時、次の収入の柱に育てようと構築した。
ユーザーは当初の想定よりも早いペースで伸び、2年で119万人まで増加。まだまだ伸びる余地があるという。
「ADSL先進国の韓国では、複数のコミュニケーションサービスを使っている人が多い。韓国の人口は5000万人ほどだが、そういったサービスのユーザーIDを合計すれば延べ1億を超えている」(日野グループマネージャー)。
国内でも昨年頃から、ソーシャルネットワーキングやブログ(Blog)など、コミュニケーションを意識したWebサービスが盛り上がり始めている。Cafestaもこの波に乗り、ユーザー数を拡大させる目論見だ。
課金への抵抗薄れた今がチャンス
Cafestaは、アバターに着せる洋服やカツラといった「アバターアイテム」の販売や、日記・コミュニティスペース上で利用できる画像バナー販売、広告などから収入を得ている。
「200円前後で販売しているアバターアイテムも、2年前には高すぎるとのクレームが多かったが、最近は抵抗なく購入してくれる人が増えてきている」(日野グループマネージャー)。コンテンツに対価を払うという意識が浸透し始め、売り上げに貢献しているようだ。
ユーザー数が伸び、認知が広がってきたことで、広告も入りやすくなったという。収支は非公開だが、「調子はいい」(日野グループマネージャー)。
パワードコムの大規模な事業再編に合わせ、Cafesta事業も分社化。8月1日からは、新会社TAONが運営する。パワードコムが35%、韓国のWebサービス大手Daum Communicationsが65%出資する。
「韓国には、アバターを使ったカラオケなど、日本ないサービスがたくさんある。Daumとの提携により、韓国で人気のサービスや効果的なビジネスモデルを次々と輸入し、Cafestaの魅力と収益力を高める」(日野グループマネージャー)。
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