米Yahoo!はWeb上でビデオコンテンツを検索するためのテストサイトを立ち上げた。
12月15日に立ち上げられたこのサイトは、America Online(AOL)傘下のSingingfishなどのライバルに対抗するものだ。
Yahoo!のビデオ検索サービスでは、ユーザーはファイル形式(AVI、MPEG、QuickTime、Windows Media、Realなど)やファイルサイズ、ビデオの時間により検索を絞り込むことができる。また.comサイトの結果だけを表示するなど、トップレベルドメインによって検索結果をフィルタリングできる。特定のWebサイトに検索を限定したり、未成年者に不適切なコンテンツを排除することも可能だ。
現時点ではYahoo!からコメントは得られていないが、ビデオ検索については、15日に同社の検索チームの公式Blogに、検索幹部ジェレミー・ザウォドニー氏の名前で書かれていた。
Blogの中で、同氏はビデオ検索サービスが直面している課題について述べている。多くの場合、ビデオコンテンツは「複雑なJavaScript、Flashベースのプレーヤー、クローラーが検索しにくい障害物の陰に隠れている」と同氏。これに対処するために、Yahoo!は今後、自社のビデオ検索クローラーが、RSSフィードのビデオのenclosureをインデックス化できるようにするという。「最も基本的なレベルでは、これは単にMP3ファイルの代わりにビデオをポイントする。この手法の利点は、シンプルなenclosureを処理するインフラが既にあるということだ。多くのRSSリーダはenclosureを処理している」
Yahoo!はまた、ビデオコンテンツのメタデータの利用を推進したい考えだと同氏。メタデータは検索エンジンによるコンテンツの発見・インデックス化を容易にするという。「このために、当社は『Media RSS』と呼ぶメタデータ拡張のオプションセットを提案している。これは、メディアに関するリッチなメタデータを提供したいと考えているパブリッシャー向けのものだ。当社のビデオ検索システムは、ビデオのenclosureに加えてMedia RSS拡張をサポートする」と同氏は記している。
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