パワー・インタラクティブは12月15日、アンケート調査「年賀状って何だ!」の結果を発表した。調査対象は、同社メールマガジン読者と同社Webサイト訪問者の合計522人(男性:47%、女性:53%)。
これによると、2004年度分の年賀状について、プライベートで出した枚数と受け取った枚数は平均約30枚、また、ビジネス関係では共に約20枚という結果になった。特にビジネス関係では、まったく出していないとする人が約3.5割を占め、3人に1人は仕事上の年賀状を出していないことがわかったという。
また、「10年前と比べて年賀状を出す枚数が変化したか」をたずねたところ、プライベートでは、約4.5割の人が減ったと答え、増えたとした人は2割に留まった。一方、ビジネス関係では、約半数の人があまり変わらないとしている。
プライベートで年賀状を出す枚数が減った理由としては、電子メールや携帯メールの利用を挙げる人がもっとも多かった。また、ビジネス関係における年賀状削減の理由では、儀礼廃止や経費削減が見られたという。
年賀状に対する意識調査では、「届いた年賀状を楽しみにしている」が8割、また、「年賀状を日本の習慣として大切にしていきたい」が6割強と、現在でも多くの人が年賀状をコミュニケーションツールとして利用しているようだ。
しかし、その一方で、「年賀状を電子メールで行うのは失礼だと思うか?」という質問では、4人に1人が「まったくそう思わない」、約半数近くが「あまりそう思わない」と答え、合計で約7割が電子メールによる年始のあいさつに対して肯定的なこともわかった。
最後に、年賀状に対する考え方を質問した14項目への回答から分析を行った結果、回答者は大きく4つのタイプに分類できたという。その割合は、「伝統を重んじる“年賀状コンサバ派”」が31.8%、「年賀状に対する関心の低い“年賀状無用論派”」が12.8%、「年賀状を出さなければならないものとする“年賀状義務人情派”」が30.7%、「気負いなく出している“年賀状エンジョイ派”」が24.7%。
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