日本レコード協会は1月21日、同協会加盟全社の集計による2004年のレコード生産実績、および2004年12月度のレコード生産実績を発表した。
これによると、12月度の音楽ソフト生産実績は、数量が前年同月比90%の3366万枚・巻、金額が前年同月比90%の463億円だった。
2004年の累計実績は、数量で前年同期比96%の3億4745万枚・巻、金額で前年同期比95%の4313億円となった。
年間累計実績の内訳を見ると、オーディオレコード(CD、アナログディスク、カセットテープ、その他)の数量が前年比95%と減少した一方で、音楽ビデオ(DVD、ビデオテープ、LD、その他)は同108%と増加しているのが目立つ。音楽ビデオに関しては、生産された製品の97%がDVDであり、そのほかのフォーマットはすべて減産していることから、DVDの普及が大幅に進んでいることが分かる。なお、生産数の構成比は、オーディオレコードが90%、音楽ビデオが10%。
また、年間のオーディオレコード新譜タイトル総数は、洋楽・邦楽ともに増加し、同106%の1万5620タイトルになったという。
年間での新譜タイトル数が増加しながら、生産数量、金額ともに減少している現状は、需要と供給のバランスが上手くとれていない結果と言えるのかもしれない。
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