動画壁紙――読んで字のごとく、動画ファイルをそのままPCデスクトップの壁紙にしたものだ。ネット広告大手のサイバー・コミュニケーションズ(CCI)は、動画壁紙の拡販に取り組んでいる。これまで「壁紙.com」を通じて個人向けに販売してきたが、今後は企業向けにも拡大。プロモーションツールなどの用途で普及を図っていく。
動画壁紙をダウンロードし、アイコンをクリックして実行すると、背景いっぱいに音声付き動画が自動再生される。システムは、韓国Mayhillが開発した「X-Movie」を採用。動画コンテンツとプレーヤーが一体化されており、容量は30秒のコンテンツで20〜30Mバイト程度。PC負荷を軽減するため、1度再生した後は静止画にしたり、他のソフトを起動すると自動停止させることも可能。デジタル著作権管理技術(DRM)にも対応した。
昨年から販売を始めた壁紙.comでは、グラビアアイドルや動物、花火などの動画を配信中。無料サンプルと800円の有料版(3月までは500円の低価格版もあり)をラインアップした。今後は、アニメや自動車、電車など、固定ファンの多いコンテンツをそろえる計画だ。
今後は企業向け販売にも力を入れる。プロモーションツールなどの用途を想定しており、例えば音楽CDのおまけとしてアーティストのプロモーション映像を壁紙化したり、テレビCMを壁紙にして無料配信する──といった使い方を提案していく。
料金は、動画壁紙×5本と、紹介ページの構築、ダウンロード用サーバなどをセットにして200〜300万円程度になるという。
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