無料IP電話ソフトを提供するSkypeと中国の無線インターネットサービス提供企業TOM Onlineが9月5日、中国での合弁設立を発表した。
合弁会社はTOM Onlineが51%、Skypeが49%を保有。中国のネットユーザーとサービスプロバイダー向けに、簡体中国語版のSkypeソフトとプレミアムサービスの開発、カスタマイズ、配布を行う。
両社は昨年11月に提携を結び、Skypeの簡体中国語版を共同開発。共同ブランドソフトの登録ユーザーはこれまでに約340万人に上り、中国はSkypeにとって3大市場に浮上している。最新版ではTOM Onlineタブを提供、同社のワイヤレス製品とメディアポータルコンテンツがSkypeから直接利用できるようになっている。
TOM Onlineの無線インターネットサービスは7000万人強のユーザーを擁しており、合弁を通じてSkypeのソフトおよびサービスとの統合を強化。TOM Onlineのモバイルと、Skypeのインターネット通信のノウハウを活用し、モバイルインターネットプラットフォーム向けの通信・コミュニティー機能開発促進を図る。
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