Intelは9月22日、東南アジア諸国でWiMAXの普及を目指す「Asian Broadband Campaign」を発表した。各国の開発プロジェクトに役立ててもらうため、シリコンと技術サービスおよび無線ブロードバンドに関するコンサルティング、ノウハウを提供する。
Intelでは各国の政府、通信規制当局、教育、健康、農業関連の公共機関およびキャリアと協力して、WiMAXの実証実験を準備段階から支援する。実証実験は公共機関と民間セクターを結ぶ形で導入を拡大。飢えと貧困の根絶、教育促進、乳幼児の死亡率低下といった、国連のミレニアム開発目標を達成する一助としてWiMAX技術を活用してもらう。
WiMAXの実証実験はマレーシア、タイ、フィリピンでは年内に、インドネシアとベトナムでは来年から開始される見通し。
タイではコーラット、チェンマイなどのコミュニティーで実験が行われ、医療、教育、スモールビジネスの育成、農業といった分野のほか、VoIPなどのコンシューマーサービスに利用する。実験の成果は技術面、商業面から実用性の評価を行い、ほかの東南アジア諸国での導入に向けたモデルとして可能性を探る。
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