SanDiskは9月27日、音楽、映画、ゲームなどのコンテンツを購入してフラッシュメモリカードに保存するテクノロジー「TrustedFlash」をCTIA Wireless I.T. & Entertainment Showで発表した。SD、miniSD、microSDのフラッシュメモリに対応する。
同社はTrustedFlashにより、携帯電話やPCからコンシューマーがデジタル音楽コンテンツを購入できるようになるとしている。TrustedFlashは、ほかのDRMとは異なり、コンテンツを特定のホストデバイスにバインドするのではなく、カード自体にデジタル管理情報を持たせるため、カードを移動させることにより別のカード搭載デバイスでコンテンツを再生することが可能になるという。
SanDiskによれば、EMI Music、Samsung Mobile Communications、Yahoo! Music、NDSといった企業が既に採用を決めている。
TrustedFlashはOEM向けに2Gバイトの容量まで出荷されている。SanDiskはあらかじめ音楽が収録されているgruviミュージックカードも「近い将来」投入予定。なお、TrustedFlashはセキュアでないホストデバイスに接続されると、通常のカードとして認識される。
同社は第2段階として、2006年にモバイルコマースアプリケーションをTrustedFlashでサポートし、クレジットカード支払い、交通料金支払い、ワンタイムパスワード認証などを携帯電話で実現可能にする予定だという。
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