　セイコーインスツル（SII）は1月10日、高校生のリスニング学習に役立つネイティブ発音のコンテンツを多数収録した電子辞書「IC DICTIONARY」シリーズ2モデルを発表した。コンパクトタイプの「SR-MV4800」（4万2000円）とスタンダードタイプの「SR-V4800」（4万5000円）を用意。2月初旬に発売する予定だ。

「SR-MV4800」と「SR-V4800」

　コンパクトタイプの「SR-MV4800」は、胸ポケットに入る持ちやすいデザインを採用。一方の「SR-V4800」は、文庫本サイズのスタンダードタイプで、パソコンのキーボードと同様の配列にした「カイテキー」を搭載している。いずれも基本機能や収録コンテンツは同じ。高校生が学習する国語、数学、社会、理科、英語の5教科を含む計37種類のコンテンツを揃えた。

　このうち、大修館書店「ジーニアス英和辞典」「ベーシックジーニアス英和辞典」に含まれる見出し語約2万2000語、旺文社ターゲットシリーズから「英単語ターゲット1900」の単語と例文、「英熟語ターゲット1000」の熟語と例文、「基本英単語・熟語ターゲット1100」の単語・熟語と例文をすべて内蔵の発音機能で聞くことができる。

　このほか、大修館書店「明鏡国語辞典」、岩波書店「広辞苑」、旺文社「全訳古語辞典」、山川出版社「世界史小辞典」「日本史小辞典」、旺文社「辞書式配列　化学反応式」「物理公式集」「生物事典」「数学公式集」などを収録。また、英語の発音を聴いてタイピングするディクテーション機能「聴き打ち」も搭載し、「聴いて、書き取る」実践トレーニングをゲーム感覚で楽しく学習することができるという。