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» 2007年04月27日 10時00分 公開

HDMIと“秘密のスピーカー”搭載で幅広い用途に対応――22型ワイド液晶モニタ「SyncMaster 225MS-R」

サムスンの「SyncMaster 225MS-R」は純然たる液晶モニタでありながら、22型のワイド画面、HDMI端子、そして、スピーカーまで内蔵。優秀な本体デザインも含め、パーソナルテレビとも十分に渡り合える内容だ。

[PR/ITmedia]

 ここにきて薄型テレビの普及が大幅に進んでいる。なかでも、とりわけ液晶テレビの売れ行きが好調なのだが、それは脚光を浴びることが多い“大画面”だけにかぎった話ではない。最新の売り上げランキングを見ても、32型、40型など、ボリュームゾーンとされるサイズの中で、最も健闘しているのが20〜23型の液晶テレビである。

 このクラスの液晶テレビはパーソナルサイズと呼ばれることも多いが、最近は“2台目”(あるいは3台目)としての需要も高まっている。つまり、リビングにはすでにデジタル放送対応テレビを導入しており、書斎や寝室など、ほかの部屋に置くテレビを求めるユーザーが購入するというケースだ。

 ……で、一般的な消費者であれば、話はここで終わりとなる。2台目なのだから、極端にいえば「とにかく映ればいい」わけだ。あとは、「なるべくきれいに」ということくらいだろう。しかし、“われわれ”(もちろん、ITmedia読者の方を含んでいる)は、少し違った領域へと思考が及んでしまう。「20型前後なら、2台目のテレビというだけではなく、PCのモニタとしてもいい感じのサイズじゃないか」と。

Bordeauxから譲り受けた“秘密のスピーカー”は「まさしく正解」

photo サムスンのワイド22型液晶モニタ「SyncMaster225MS-R」。筐体の表面仕上げを除けば、一見すると普通の液晶モニタにしか思えないが、画面の下にあるスリット部分にスピーカーが隠されている

 サムスンの「SyncMaster 225MS-R」は、そのような思考パターンに当てはめた場合、かなり面白い存在である。基本的にはPCモニタであり、TVチューナーなどは搭載していないため、単体でテレビとして使えるわけではない。しかし、この製品はPCモニタでありながら、デジタル放送対応HDD/DVDレコーダーやハイビジョン対応ビデオカメラとの接続に利用可能なHDMI端子、そして、コンポーネント端子、S/コンポジット端子まで装備している。

photo HDMI端子は480p/720p/1080i対応で、ハイビジョン対応ビデオカメラやデジタル放送対応HDD/DVDレコーダーなどのAV機器を接続可能。画面比率は約16:10だが、HDMI接続時には設定で16:9表示を選択すれば、上下に黒帯がついた正常比率の画面となる

 さらに注目すべきは“スピーカー”だ。「SyncMaster 225MS-R」の筐体は、全体がグロッシー(光沢)ブラックで仕上げられている点にエンターテイメント的な雰囲気は感じられるものの、一方で、シンプルにまとめ上げられた形状デザインは、いかにもPCモニタらしいものだ。しかし、このシンプルさの中に“大きな秘密”が隠されている。

 サムスンは、液晶テレビ市場に“Bordeaux”シリーズ(LN40R71B/LN32R71B)を投入しており、その人気の要因の1つが、本体デザインを犠牲にすることなく、ステレオ音声出力を可能とする“Hidden Speaker System”だ。

 「SyncMaster 225MS-R」に搭載のスピーカーは「DACS」(デュアル・ アコースティック・チャンバー・システム)を採用していないため、厳密にいうとHidden Speaker Systemではないものの、「音質のいいスピーカーを隠してしまう」という部分は継承している。PCモニタでありながら、この“秘密のスピーカー”のコンセプトを譲り受けたことで、トータルバランスに優れた製品となっているのだ。

 特に、HDMI端子でHDD/DVDレコーダーなどと接続した場合には、1本のケーブルで映像だけでなく音声も伝送してくれることもあり、モニタ側にスピーカーが搭載されているか否かで、利便性に大きな差が生じてしまう。その意味で、“秘密のスピーカー”の採用は、まさしく正解といえるわけだ。

 スピーカーユニットは6ワット(3ワット+3ワット)構成で、主な用途がデスクトップなどの近接視聴であることを考えれば、十分な出力レベルといえる。また、マルチチャンネル音場再生技術「SRS TruSurround XT」も採用しており、広がりのある音響を提供してくれる。

 また、スピーカーばかりでなく、操作スイッチ類のデザイン処理にも好感が持てる。前面中央の操作パネル、さらには右側の電源スイッチまで、すべてがタッチセンサー式。本体のシンプルさを損なうことなく、必要な要素をすべて実装させているわけだ。

photo 電源スイッチは凝ったつくりで、プッシュ式のようにも見えるが、実際にはタッチセンサー式だ
photo スタンドはシンプルな構造ながら、前方3度、後方22度のチルトに対応。本体質量はスタンド込みで7.5キロと意外に軽い

PCモニタとして高い性能を確保しつつ、HDMIでの映像観賞も実用的

 「SyncMaster 225MS-R」の画面はワイド22型で、本体サイズは520×439×201.9ミリ、質量7.5キロ。つまり、サイズおよび質量は、平均的な20型液晶テレビとほぼ変わらない。また、このクラスのテレビはたいてい1366×768解像度となるが、「SyncMaster 225MS-R」は1680×1050(約1677万色表示)の液晶パネルを採用している。PCを接続した際に高精細な表示が得られるばかりでなく、1920×1080iのデジタル放送を入力した場合にも、どちらがより有利かはいうまでもないだろう。

 PCとの接続にはDVI-D端子、またはミニD-Sub15ピン端子(アナログRGB)を利用する。入力信号は幅広く受け付けてくれるものの、その真価を発揮するのは、やはり1680×1050モードだ。当然ながら、液晶モニタらしく、ドットバイドットの鮮明な映像を提供してくれる。もちろん、PC側での同解像度出力が必須となるが、最近のグラフィックチップであれば、ほとんど例外なく対応ずみだ。また、DVI-D端子はHDCP対応なので、PCでBDやHD DVDの再生を行いたい場合にも問題ない。

photo 映像入力は豊富で、PCとの接続に利用するDVI-D端子、PC端子(アナログRGB)に加え、HDMI端子、コンポーネント端子、S/コンポジットまで装備している

 また、HDMI端子は480p/720p/1080iに対応。画面の比率がほぼ16:10なため、ワイド映像を表示する場合には、デフォルト表示ではやや縦長になってしまうが、メニューの映像設定の「サイズ」項目で16:9を選択すればいい。この場合、画面の上下には黒帯がつき、表示サイズは約472×265ミリとなる。

photo メニュー呼び出しのほか、映像調整、音量調整など、すべての操作がタッチセンサー式になっている。もちろん、サムスンならではのMagicTuneも搭載ずみなので、PC側からも設定のコントロールを行える

 実際にデジタル放送対応HDD/DVDレコーダーを接続してみたところ、色合いなどは映像設定での調整が若干必要だったが、テレビ入力を装備した液晶モニタにありがちな、デインタレース時の不具合などはほとんど見受けられなかった。自然な動きで処理されるため、見ていて疲れることもなく、テレビ番組なども快適に観賞できる。

 また、アナログTVチューナーすら搭載されていない点は、この手の製品では珍しいかもしれないが、はっきりいって、いまさらアナログ放送の受信機能は不要だろう。冒頭で述べたとおり、特に2台目としてパーソナルサイズの液晶テレビの購入を検討している方は、この製品とも性能や価格をじっくりと比較してみるべきだ。

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