橘十徳の「自腹ですがなにか?」第10回
真空保存で食品を守れ!――「新鮮バキュームケース」(1/2 ページ)
実はワタクシ、朝食に限っては大のパン党である。パンの方がすぐに食べられるし後片付けも少ないから、忙しい朝には最適なのだ。ただし食パンには弱点もある。
それはカビやすいことだ。とくに夏場は、たとえ賞味期限内でも、ちょっと気温や湿度が高くなるとすぐにカビてしまう。先日、そんな食パンの鮮度を保つための秘密兵器を購入した。「新鮮バキュームケース」という商品である。
真空保存で新鮮さをキープ
この商品は、ケースの中を真空に近い状態にして、中に入れた食品の鮮度を保つ機器だ。真空に近い状態というのは雑菌が繁殖しにくく、カビも防げる。しかも冷凍保存と違って解凍の手間もかからず、庫内から出せばすぐに食べられる。食品の保存庫としては理想的なのだ。
購入したのは、アイアンという新潟の会社が輸入しているもので、生産国は中国となっている。食品を真空保存する製品としては、パックに袋詰めするタイプのものや、樹脂製の容器に箱詰めして空気抜きのアダプターを使って真空にするタイプなど色々あるが、「新鮮バキュームケース」は空気を追い出す機構を本体に備えた一体型となっている。だから使うたびにいちいちアダプターを付けたり外したりする面倒がないし、袋などのランニングコストもかからない。真空パックの専用袋というのは意外と値段が高いので、ランニングコストが電気代だけというのは助かる。
サイズはちょっと大きめ
半面、デメリットもある。空気を抜くためのメカを備えているために、サイズが大きくなってしまうことだ。「新鮮バキュームケース」の大きさは442(幅)×242(奥行)×220(高さ)ミリ。とくに幅がかなり長く感じる。
もちろんこの大きさでは冷蔵庫に入れるのは無理がある。袋詰めや箱詰めにする方式とは違って、ずっと外に出しておく食品に使うものだと考えるべきだろう。同製品のパッケージには、用途としてパンやバナナ、お菓子、パン粉、コーヒー豆、粉ミルクなどの保存を提案している。
パッケージの箱から出して最初に目についたのは、「使用上の注意」と書かれた一枚の紙だった。「本製品は中に入れた食品の鮮度を長期にわたって保ったり、賞味期限を延ばしたりするものではありません」と書いてある。それならパッケージに書いてある「食品長持ち! しっかり真空保存!」というキャッチコピーとは何なのだとツッコミを入れたくもなるが、自信を持って「賞味期限を延ばせます」と書く訳にもいかないだろうし、これは仕方ないのかもしれない。「完全な真空状態にすることはできない」とも書いてあるし、賞味期限を延ばすというよりは、あくまでも賞味期限内で美味しく食べられるようにするためのものと考えた方がいいだろう。
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