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デジタル家電の2007年を振り返る(ポータブルオーディオ/デジタルカメラ編)(2/2 ページ)
「ハイアマ向け」一眼レフの販売が好調
コニカミノルタがカメラ事業をソニーへ譲渡、という業界再編ニュースで幕を開けた2006年。その後パナソニックもフォーサーズ規格を採用してデジタル一眼レフ市場に参入するなど、メーカー各社の一眼レフへの傾注ぶりが目立つ年だった。その2006年がデジタル一眼レフ種まきの年だったとすると、2007年は収穫の年だったといえる。
カメラ映像機器工業会の調べによれば、9月を除いた単月の出荷台数は前年・前々年同月を上回り、前々年同月比では1.5倍以上の伸び率を示した。デジタル一眼レフのユーザー層は、ここ2年ほどで確実に厚みを増したはずだ。
販売が好調に推移した背景には、高性能だが値段は手頃というハイアマチュアゾーン向けの機種が充実したこともある。下に紹介した“ハイアマ向け”デジタル一眼レフ機の出荷台数は、販売の開始が本年秋以降ということもあり、その多くはグラフに反映されていないが、レンズ一体型に比べモデルチェンジの間隔が長いことから、来年以降出荷台数を底上げすることは確実だろう。
今年のトレンドは「顔認識機能」
付随機能として今年もっとも注目を集めたのは、ひとの顔を自動検知し合焦ピントを合わせる「顔認識機能」だろう。2005年発売のニコン「COOLPIX 5900/7900」に顔認識AFが搭載されて以降、他のメーカーにも採用が進み、今年は一気にトレンド化した。
赤目補正やフラッシュ光量の自動調整など、各メーカーが工夫をこらした顔認識機能だが、もっとも印象深かったのがソニー「DSC-T200」の「スマイルシャッター」。対象人物が笑った瞬間をとらえ最大6枚を連写するというこの機能は、シャッターチャンスを逃すことなく撮影できるとして注目を集めた。来年以降の顔認識機能は、検出精度向上に加えこのような+αが必要になることだろう。
無線LANに対応する機種も増えた。COOLPIX S51cを発売したニコンでは、オンラインフォトストレージサービス「my Picturetown」をスタート、公衆無線LANを利用して外出先から写真データの受け渡しが可能になった。ソニー「DSC-G1」は、無線LAN機能を使いDSC-G1同士で写真データを交換できるようになったほか、デジタルカメラとしてはじめてDLNAをサポートした。デジタルカメラの活用範囲を広げる通信機能には、来年以降も要注目だ。
2007年発売の主な顔認識機能搭載モデル
執筆者プロフィール:海上忍(うなかみ しのぶ)
ITコラムニスト。現役のNEXTSTEP 3.3Jユーザにして大のデジタルガジェット好き。近著には「デジタル家電のしくみとポイント 2」、「改訂版 Mac OS X ターミナルコマンド ポケットリファレンス」(いずれも技術評論社刊)など。
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