野村ケンジのぶらんにゅ~AV Review
豊かな拡がりでノリのよい演奏を満喫、ファイナル 「Adagio V」(1/2 ページ)
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
ヘッドフォンからテレビ、ホームシアターまで、さまざまなジャンルの数多あるAV系新製品のなかから注目の新製品をピックアップし、いち早いレビューをお送りしていく「野村ケンジのぶらんにゅ~AV Review」。今回はファイナルオーディオデザインの新イヤフォン、「Adagio V」を紹介しよう。
先日、ファイナルオーディオデザインより一気に3モデルもの新製品が登場した。「Adagio」(アダージョ)シリーズと名付けられたそれらの製品は、2年間かけて開発したというブランニューの8ミリ径ダイナミック型ドライバーを搭載。さらに筐体(きょうたい)は、上位モデルで培った、空気の流れを最適化する形状を採用しているという。
試用機の「Adagio V」は、3モデルのなかでも最上位の製品となる。不要共振を抑えるために削り出しのステンレス筐体を採用するなど、素材的(下位2モデルはABS樹脂製)にもデザイン的にも他の2モデルとは異なるアイデンティティーを見せる。ちなみに、素材変更によって音色傾向を積極的に変え、バリエーション化するのはファイナルオーディオデザインが得意とする手法の1つで、最上級モデル「Piano Forte」シリーズでも採用されているもの。また、「Adagio」シリーズ用に新設計されたシリコン製イヤーピースや、タッチノイズの軽減や取り回しの良さを考慮した柔らかめのケーブルのチョイスなど、音質、使い勝手の両面で、細部まで作り込んでいる点は同ブランドらしいこだわりといえる。
ホールド感はかなりしっかり
ステンレスの削りだし筐体を採用するだけに、本体は一般的なイヤフォンに比べて確かな重さを感じる。加えて、磨き抜かれた表面やノズル近くの加工など、丁寧な作りが施されているので、価格以上の上質感も漂っている。実際、タイの洪水被害の影響で予定していた部品生産ラインが使えず、初期ロッドに関してはとてもこの定価で販売できないようなコストがかかっているという話だから、価格以上に上質、という外観も説得力があるというものだ。
なお、音質重視のステンレス筐体といっても、重すぎて耳からこぼれ落ちてしまう、というほどではない。専用設計のイヤーピースとも相まってか、ホールド感はかなりしっかりしていて、歩行中に外れてしまうようなことはなかった。ケーブルが筐体後方(耳側の真反対)から出されているため、下位2モデルに比べて多少飛び出す傾向はあるものの、邪魔になるほどでもない。どうしても気になるという人は、ケーブルを耳の後ろにまわす、いわゆる“シュアがけ”にしてしまうのも1つの手だろう。
音漏れに関しては、後方(ケーブルの周り)がわずかながらも解放されているため多少はあるものの、それほど大きいわけではないので、屋外、電車内などの使用もとくに問題はない。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
野村ケンジのぶらんにゅ~AV Review
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
パナソニックHD子会社、使用禁止の生成AIに従業員約33万人分の個人情報をアップロード
-
2
「Claude Mythos 5」、危害の兆候を顧みず実在の開発者を標的に──AnthropicとAISIが分析結果を公開
-
3
PHP脆弱性でいち早くサービス停止したコドモン 背景に「被害が出てからでは取り消せない」
-
4
GMO、不正取引の被害額を補償へ 見舞金5000円も 「お名前.com」FX用VPSへのサイバー攻撃で
-
5
GMO、「能動的サイバー防御」発動を政府に要請 「お名前.com」FX用VPSへの攻撃で
-
6
「お前らの作品は所詮コピーだ」――富野由悠季さん、プロ論を語る
-
7
「AIでエンジニア派遣は不要になる」のか? 各社に肌感を聞いた 求められる人材、明確に変化
-
8
ロリポップ改ざん問題でツイート炎上のGMO熊谷社長、「強気すぎた」と謝罪
-
9
コミックシーモア、流出は最大約420万件に メールアドレスや生年月日など 不正アクセスの経路特定・遮断は完了
-
10
「お名前.com」 のFX自動売買VPS、不正アクセスで金銭被害か 「600万円の損失」「55万円なくなった」……報告相次ぐ
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR