「PL」シリーズの型番を持つ「PEN」っていうと女子向きカメラってイメージが強かったのだけど、実はそんなことない。質感がいい伝統的なカメラスタイルでカッコいいし、どこへも連れて行けて必要な時さっと撮れる機動力も魅力。小型でもレンズを交換できるミラーレス一眼ならではのひと味違う写真を撮ってしまおう。
オリンパスPENシリーズの最新モデル「E-PL8」。PLという型番を持つのはPENシリーズカメラのエントリーモデルとなる。
写真が趣味で、どこへ出かけるにも撮影がメイン、カメラバッグにカメラとレンズを何本か入れてフォトジェニックな場所をもとめて旅をする、という写真好きは「PEN-F」や「OM-D」の上級モデルにPROシリーズの本格派レンズを携えるとよし。
対して、いい写真は撮りたいけど、そこまで撮影がメインの旅じゃない、もっとカジュアルに楽しみつつ、でも仕上がった写真はきれいな方がいいよね、という人には「E-PL8」がぴったりなのだ。
「E-PL8」はエントリーモデルでありながら質感も高く、「いいカメラ」なテイストをまとっているので趣味の道具として大人が持ってもしっかりマッチする。
しかもPENシリーズではもっともコンパクトなのもいい。レンズキットの標準ズームレンズも実に携帯性が高いので、どこへ出かけるにも持って行けるのだ。
「E-PL8」は手でぎゅっと握れるサイズ。幅は117.1mmで高さは68.3mm。小さ過ぎないちょうどいいサイズだ。グリップしたときの指がかりもよく持ちやすいのもいい。
レンズキットには薄型の電動ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6EZ」がついている。ミラーレス一眼などレンズ交換式カメラはボディが小さくても、レンズをつけると携帯時にかさばる。そこがレンズをボディ内に沈胴させて携帯性を上げられるレンズ一体型のコンパクトデジカメに比べて不利なところだ。
でもこの14-42mmの電動ズームレンズは「薄い」のである。収納時の厚みは22.5mm。レンズが薄いのでカメラ全体の携帯性も高くなる。この厚みなら嵩張らないのでカメラバッグじゃなくてもラクに入れて持ち歩ける。
小さいけれども質感やデザインは凝っていて、クラシカルなコンパクトカメラのよう……考えてみたら、フィルム時代のPENがそうなのだが、そのPENっぽいテイストを受け継いでいるのだ。
側面の丸みや皮シボ調でくるまれたボディがそう。よく見るとロゴのエンボスも箔押しで凝ってる。
そんなわけで、せっかくお城まで来たのでカメラの背景に使った小田原城の写真を、フルオートモードのiAUTOでキリッと撮ってみた。青空や城の白さがきれいに出てて日陰部分も暗く沈みすぎずにしっかり表現されてる。
ちなみにお城って近寄って下から撮るよりはちょっと遠くから少し望遠側で撮る方がキレイに撮れる。ちょっと離れた場所から狙ったのがこちら。
さて「E-PL8」の話に戻る。センサーサイズは4/3型で、画素数は約1605万画素。オリンパスのミラーレス一眼なので当然ボディー内手ぶれ補正が入っている。
個人的に気に入っているのはモニターがチルトすることだ。
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提供:オリンパス株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia LifeStyle 編集部/掲載内容有効期限:2016年12月26日