“一芸”コンパクトデジカメを探せ:バイヤーズガイド(3/3 ページ)
機能が平均化したといわれるコンパクトデジカメだが、一方で「デジタルならでは」という特徴を備えた機種も増えてきた。そうした“一芸”を選択の基準にするのも悪くない。
撮った写真をネットワークで活用したい
撮影した画像の楽しみ方と言えば、本体/PCのディスプレイで見る・印刷するといったところが主なところだが、通信機能を備えることでそれ以外の楽しみを提供する製品もある。富士フイルム「FinePix F50fd」(レビュー)や「同 Z100fd」などはは高速赤外線通信機能「IrSimple」を備えることで、対応カメラ間での画像転送や対応プリンターへの出力が行える。また、ニコン「CoolPix S51c」(レビュー)には無線LAN機能が内蔵されており、同社の運営する画像保存・共有サイト「my Picturetown」へ転送できる。
メモリカード忘れた!を避けたい
かなりの種類のコンパクトデジカメには数十Mバイトのメモリを内蔵しており、メモリカードを忘れてしまった際やカードの容量不足に対応できるが、高画素モードで撮影しているとそうした内蔵メモリは数枚で使い切ってしまう。メモリカードの心配なく撮影したいという要望に応えてくれるのが、ソニー「DSC-G1」 (レビュー)と「DSC-T2」 (レビュー)だ。前者は2Gバイト、後者は4Gバイトのメモリを搭載する。また、いずれも撮った写真をそのまま持ち歩き、人へ見せることも重視しており、アルバム機能も充実している。
ヒトと同じじゃツマラナイ
カメラのとしての撮影機能とは直接関係しないが、携帯するモノだけにできる限りお気に入りのカラーを選択したい。シルバーやブラックは多くの機種で採用されているが、富士フイルム「FinePix Z10fd」はブラックのほかにピンク/オレンジ/ライトグリーンというポップなカラーを、カシオ計算機「EX-Z77」もピンク/ブルー/ホワイト/レッドの4色を用意する。少し毛色の変わったカラーバリエーションモデルを用意するのが、オリンパスの「μ790SW」。プレミアムシルバー/ピアノブラック/サーフブルー/サンオレンジ/リーフグリーンの5色展開だが、暖色系はスキーウェアやスイムウェアのような色調で、防水・防塵というアウトドア性能を表すかのような色彩となっている。
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