検索
連載

戦闘シーン満載で大人向け――「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子と角笛」本山由樹子の新作劇場

「ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女」の続編。家族向けファンタジーから一転、戦闘とアクションシーン満載で、大人の鑑賞にも堪える仕上がり。

PC用表示 関連情報
Share
Tweet
LINE
Hatena

*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***

 C.S.ルイスの傑作児童文学を映画化した「ナルニア国物語」シリーズの第2作目「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」が11月21日にBlu-ray Disc化。

 特典ディスク付きの2枚組。本編ディスクにはアンドリュー・アダムソン監督&キャスト(ウィリアム・モーズリー、アナ・ポップルウェル、スキャンダー・ケインズ、ジョージー・ヘンリー、ベン・バーンズ)よるオーディオ・コメンタリーを、特典ディスクには「スケールを増した《第2章》の製作」「全く新しいナルニア国の創造」「大作映画が小さな町にやって来る」「ニカブリクの1日に密着」「イメージの視覚化」「決闘シーンの裏側」「トランプキンを演じる」「言葉を話す動物と歩く木:ナルニアの魔法の世界」「未公開映像シーン」「NGシーン集」「サークルビジョン:城への夜襲シーンを解く」などを収録している。

 第1章「ライオンと魔女」から1300年後のナルニアは、人間の戦闘民族テルマール人の侵略を受けて滅亡し、わずかに生き残ったナルニアの住民は森の奥に隠れ住んでいた。王位継承者であるテルマールの王子であるカスピアンは叔父に命を狙われ、角笛を持ってナルニアの森に逃れる。そこでナルニアの民と出会い、自分が王になれば、王国をナルニアの民に戻すことを約束する。

 一方、かつてナルニアの黄金時代を築いたペベンシー兄妹はロンドンに戻り、1年が過ぎていた。彼らが地下鉄で電車を待っていると、不意に突風が吹き込み、気がつくとナルニアに戻っていた。だが、そこは朽ち果て昔の面影はない。落ち込む4人に事の次第を教えてくれたのはナルニア人のトランプキン。その導きでカスピアン王子と知り合った4人は、ナルニアの王国復興に向けて動き出す。

 ペベンシー4兄妹の成長ぶりと、この第2章から登場するカスピアン王子を演じるイギリスの新鋭ベン・バーンズに注目。2年に渡るオーディションの結果、選ばれたというベン・バーンズは、確かにイケメン、今後の活躍にも期待がもてる。

 1600ショットに及ぶ視覚効果の完成度は前作以上で、画面の迫力は相当なもの。特に夜の城のバトルは悲壮感も漂い、一見の価値あり。ライオンやネズミなどのクリーチャーもよくできている。家族向けファンタジーから一転、戦闘とアクション中心の展開は、ファンタジー系に食指が動きなかった人にもオススメできる超大作だ。

関連サイト:http://www.disney.co.jp/narnia/narnia2/index.html(公式サイト)

この作品を購入したい→amazon.co.jp

*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る