橘十徳の「いいトシして玩具三昧」第13回
穴に指を入れる快感――バンダイ「ツッツキバコ」(1/2 ページ)
最初に「ツッツキバコ」のカタログを見たときの第一印象は「なんだこりゃ?」である。液晶が付いた小箱の横に空いた小さな穴。なぜかそこに、だれかが人差し指を深々と突き刺している。そして液晶にはなんと、差し込んだ指の形がそのまま映し出されているではないか。まるで実際の指を投影しているかのようなその写真を見て、ワタクシはかなり驚いてしまった。
カタログの説明を読むにつれて、次第にこの商品のコンセプトが明らかになってきた。どうやらこの商品は、指の動きを液晶上で再現して、そのバーチャルな動きでゲームを行うという商品らしい。それにしてもこんな商品は今まで見たこともない。似たようなオモチャがまったく存在しないのだから、実際のところ使ってみないと分からないだろう。ということで、さっそく購入してみた。
買ったのは楽天市場の某店で、お値段はメーカー希望小売価格が3990円のところ、税・送料込み2820円だった。なにしろまったく比較対象がないので、この商品が高いのか安いのかさっぱり分からないが、オモチャとしてはこんなものだろうとは思う。カラーは「クロ」「アカ」「ミドリ」の3種類が用意されている。時計表示モードも付いていて置き時計代わりにもなるということもあり、今回は無難な「クロ」を選んだ。
内部のセンサーで指の動きを感知
届いたパッケージを開けると、小さな箱形の本体が入っていた。サイズは75(幅)×82(高さ)×54(奥行き)ミリで、パッと見は小さな置き時計のようだ。時計と少し違うのは、横側に穴が空いていること。穴はけっこう深く、人差し指の付け根までまるまる差し込めるほど奥行きが長い。穴の中は暗くてよく見えないが、ライトを当てるとセンサーらしきパーツがチラリと見えた。ここで指の動きを感知して液晶に映し出すのだろう。
正面には「tuttuki bako」というロゴの横に“切替ボタン”があるだけと、デザインはとてもシンプル。箱の上部にはゲーム(ステージ)の内容を示したイラストが描かれている。
電源は単四形乾電池が3本で、本体の裏に収納する。電池ケースはネジ止めで、電池をセットすると自動的に本体の電源が入った。電源スイッチはなく、放っておくと待機画面になる。待機画面は各ゲームの画面が順番にループし、この状態で切替ボタンを2回押すと時計表示画面になり、デジタル置き時計代わりに使える。
電池ケースの上にはリセットボタンが設けられており、電池を交換したときは楊枝などの細いものでここを押してリセットする。ちなみにリセットボタンの横にはスピーカーがあり、電源が入ると同時にピッと電子音が鳴った。サウンドは音量調節できず、オン・オフを切り替えられるだけだ。けっこう音量が大きいので、公共の場所などで遊ぶときはオフにしたほうがいいかもしれない。ちなみに電池の耐久時間はアルカリ電池の場合、時計表示画面だけの使用で約200日。遊ぶ時間が長くなるともう少し短くなるが、これだけ長期間保つなら、充電池を使う必要はないかもしれない。
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