iPod touchが高速化、価格改定も実施
アップルがiPod touchのラインアップを改訂。処理速度が最大50%向上した32G/64Gバイト版が用意されたほか、既存8Gバイト版は1万円台へと価格が引き下げられた。
アップルは9月10日、iPod touchの新モデルを発表、ならびに既存モデルの価格改定を行った。新型は32Gバイト版と64Gバイト版が用意され、価格は32Gバイト版が2万9800円、64Gバイト版が3万9800円。オンラインのAppleStoreでは「2〜4週間で出荷」となっている。既存の8Gバイト版は2万7800円から1万9800円へと価格が改められた。
32G/64Gバイトの新型は処理速度が既存モデルに比べ最大50%向上(同社)したほか、Open GL ES 2.0によりグラフィック処理能力も向上している。音声コントロール機能も新型のみが備える。
外装は既存モデルと変わらず、なめらかなラインを描く背面デザインをもつボディに3.5型(解像度は480×320ピクセル)のマルチタッチ対応液晶ディスプレイを搭載する。サイズは61.8(幅)×110(高さ)×8.5(奥行き)ミリ、115グラム。
iTunes 9と組み合わせることで、曲の相性を自動的に組み合わせ最大12のミックスを作成してくれる新機能「Genius Mix」に対応する。最新OSであるiPhone 3.1がプリインストールされており、カット&コピー/ペーストのほかSpotlightによる検索、Mobile Meと連動したリモートロック機能、フィッシング詐欺防止機能なども利用できる。
主要な機能は既存モデルを踏襲しており、802.11g/bの無線LAN機能を搭載し、内蔵するWebブラウザ「Safari」でWeb閲覧が可能なほか、そのままiTunes Storeで楽曲やアプリの購入が行える。iPod touch同士のピア・ツー・ピア接続もサポートされており、マルチプレーヤーによるゲームプレイも楽しめる。「Nike + iPod」にも標準対応する。
再生可能なファイル形式はAAC/DRM付きAAC/MP3(MP3 VBR含む)/Audible(フォーマット2、3、4)/Apple Lossless/AIFF/WAVの各楽曲ファイルおよび、MPEG-4 AVC/H.264ならびにMPEG-4 SPの動画ファイル。動画については480p/576pでのコンポーネント出力にも対応する。
音楽再生時間は最長36時間、動画再生時間は最長6時間。利用にはiTunes 9が必要だ。32G/64G版のパッケージには「Earphones with Remote and Mic」が付属する。
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