ニュース
ソニーとパナソニック、業務用の次世代光ディスク規格「Archival Disc」策定
ソニーとパナソニックは、デジタルデータを長期保存するアーカイブ事業拡大に向け、業務用の次世代光ディスク規格「Archival Disc」(アーカイバル・ディスク)を発表した。
ソニーとパナソニックは3月10日、デジタルデータを長期保存するアーカイブ事業拡大に向け、業務用の次世代光ディスク規格「Archival Disc」(アーカイバル・ディスク)を発表した。ロードマップとロゴマークなどを公開している。
まず、2015年夏以降を目標に、1ディスクあたり300Gバイトの追記型ディスクおよびシステムを順次市場導入する。片面3層の両面ディスクにランド&グルーブフォーマットを使用。トラックピッチは0.225マイクロメートルまで狭くなるが、隣接トラックからのクロストークを電気的に除去し、高品質な再生性能を実現するクロストークキャンセル技術、および高次のPRML(Partial Response Maximum Likelihood)信号処理技術を用いて大容量化と高い再生信号品質の両立を図った。読み出しには波長405ナノメートルのレーザーを使用する。
さらに両社が保有する技術をベースに、1ディスクあたりの記憶容量を500Gバイト、1Tバイトに拡大していく計画だ。
関連記事
- ソニーとパナソニック、300Gバイト超の業務用次世代光ディスク規格を共同開発へ
ソニーとパナソニックが業務用光ディスクの次世代規格を共同開発。2015年内をめどに、1枚当たりの容量300Gバイト以上の光ディスク開発を目指す。 - 見えてきたテレビの高画質化、そして次世代BDの姿――「2014 International CES」(後編)
後編は、気になる有機ELテレビと国内メーカーの動向、直下型バックライトの復活、4K収録の“次世代Blu-ray Dsic”など盛りだくさん。次世代の高画質ディスプレイにはHDR技術が入ってくる? - ソニーのテレビ事業分社化と“プレミアム4Kテレビ”の関係
なぜソニーはVAIO部門を売却し、テレビ部門は100%小会社として残すのだろうか。今回の決断は、1月の「International CES」前までに決められた可能性が高い。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.