タッチパネル操作も――Huluが「PlayStation Vita」に対応
HJホールディングスLLCは、動画配信サービス「Hulu」が、ポータブルゲーム機「PlayStation Vita」に対応すると発表した。翌29日から対応アプリを提供する。
HJホールディングスLLCは5月28日、動画配信サービス「Hulu」が、ポータブルゲーム機「PlayStation Vita」に対応すると発表した。翌29日から対応アプリを提供する。
Huluはスマートフォンやタブレット、ゲーム機といった端末に対応するマルチデバイス対応を進めており、昨年11月にもソニー・コンピュータエンタテインメントの「PlayStation Vita TV」をサポートしている。そして今回のPS Vita対応は、とくにユーザーからの要望が多かったという。
基本的なユーザーインタフェースは、ほかのゲーム機のものと同じ。同社が「キューブ」と呼ぶ、十字キーと操作ボタンに最適化されたゲーム機用の共通デザインだ。映画やテレビ番組を「新着順」「人気順」「ジャンル」などでソートできるナビゲーション機能、ホーム画面やコンテンツ一覧ページに表示される検索バーなども当然継承しており、既存ユーザーは違和感なく利用できる。
また、PS Vitaならではの機能として、タッチスクリーン操作に対応したことが挙げられる。スマートフォンやタブレットと同じ感覚で操作できるのがメリットで、すべての操作をタッチスクリーンだけで行うことも可能だ。同社プロダクト部の福田剛部長によると、「同じプラットフォームを採用しているPS Vita TVに比べて対応時期が遅れたのは、このタッチ操作をサポートするためだった」という。
また、字幕切替などの操作レスポンスも向上。映画を利用して英語学習をしたい人にも使いやすくなった。ストリーミング映像は最大720Pで、インターネット接続環境の帯域幅に応じて自動調節される。なお、アプリ内から新規の会員登録も可能だ。
「PS Vitaはパネル性能の高さに加え、前面を向いたステレオスピーカーなど、動画をピュアに楽しめるデバイス。スマートフォンのように寝転がったときに画面の縦横が変わってしまうこともなく、使いやすいデバイスだと思う」(福田氏)。
一方、同じくソニー・コンピューターエンタテインメントの「PlayStation 4」、あるいは先日国内販売価格が発表されたマイクロソフトの「Xbox One」のサポートについて同社は、「前向きに検討しているが、現時点では未定」と話している。
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