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“Dシェイプ”で部屋の隅までキレイに――シリコンバレーからやってきたロボット掃除機「ネイト ボットバック」(2/2 ページ)
米Neato Roboticsが日本法人の設立と国内向けの全自動ロボット掃除機「ネイト Botvac」(ボットバック)シリーズ2機種を発表した。“Dシェイプ”により、部屋の隅まで吸引力が届くという。
掃除が終わると自動的に充電台に戻ってスタンバイ状態になる。なお、掃除の途中でバッテリーが切れた場合は、一度充電器に戻り、充電完了後に前回の場所から掃除を再開する仕組みになっている。掃除が終了すればマップ情報はメモリからクリアされるが、これは家具の移動など室内の変化に対応するためだ。
なお、本体にはUSB端子を備えており、PCとUSBケーブルがあればソフトウェアアップデートが行える。同社サイトで随時更新される最新のソフトウェアを取り込むことで、ますますスマートに掃除をするようになるという。
基本的に同じ場所を2度は掃除しないシステムのため、吸引力は重要だ。現時点では国内基準に合わせた吸込仕事率などの数値は出せていないものの(検証中)、同社では「強力なブロワーモーターにより、吸い込む空気は枚分約1500リットルに及ぶ」としている。ゴミとともに吸い込んだ空気は0.3マイクロメートルの塵まで除去できる“アレルゲンカットフィルター”を通して排出される仕組みだ。
もう1つの特徴は、0.7リットルという大容量のダストボックス。「本体の前方にローラーや吸い込み口を設けたため、後方に余裕ができて実現できた」(マリーニ氏)というもので、ゴミ捨ての回数を減らせるのが魅力。またメンテナンス時には水洗いも可能だという。
そのほかの主な仕様は下表の通り。
製品名 | ネイトBotvac 85(BV85) | ネイトBotvac 75(BV75) |
---|---|---|
ブラシ | シリコンブレードブラシ、2重らせんコンボブラシ | シリコンブレードブラシ |
バッテリー | 3600mAh ニッケル水素充電池 | |
カラー | ホワイト&ラグナブルー | ホワイト&ブライトライムグリーン |
外形寸法 | 約321(縦)×335(横)×100(高さ)ミリ | |
重量 | 約4.1キログラム | |
付属品 | 充電台、電源コード、進入禁止磁気テープ(2メートル前後)、アレルゲンカットフィルター(BV85は3個、BV75は2個) | |
価格(税別) | 6万4800円 | 5万9800円 |
発売日 | 10月4日 |
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