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アクトビラ、4K対応IP-VODサービスを12月から開始──2月には有料サービスも:回線速度に合わせてビットレートを変えます
2014年6月に、4K対応IP-VODサービスへの参入を明らかにしていたアクトビラが、12月にサービスを開始することを明らかにした。2015年2月には有料サービスも開始する構えだ。
アクトビラは2014年9月29日、4K対応IP-VODサービス「4Kアクトビラ」を開始すると発表した。12月11日からサービスを開始する。対応機器メーカーは発表日の時点ではソニーとパナソニックの2社となっている。ちなみに、同日にソニーが発表した4K対応メディアプレーヤー「FMP-X7」はアクトビラ4Kに対応している。
4Kアクトビラはインターネット網を通して4K動画を配信するVODサービス。プロバイダ(ISP)の制限を受けないことが特徴。さらに、視聴者宅の回線速度に合わせてエンコード速度が異なる2種類の形式で配信できる機能を持っている。回線速度が40Mbps以上の家庭には、エンコード速度が約30〜40Mbpsの形式で動画を配信するが、そこまでの回線速度が期待できない(具体的には25Mbps以上)の家庭にはエンコード速度が約15〜30Mbpsの形式で動画を配信する。
12月のサービス開始時点では、入会金や月額基本料が不要という形で動画を配信するとしている。グルメ、紀行、スポーツなど、幅広いジャンルの動画を配信し、4K動画の魅力を感じてもらうことを狙うとしている。
2015年2月18日には、4K動画の有料配信を始めることも予定している。有料配信では、上記のようなジャンルの動画のほか、映画、ドラマ、ドキュメンタリーなどを配信する予定。
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