Android TV搭載のSTB型メディアプレーヤー「Nexus Player」発表:テレビもAndroidに
Googleが、OSにAndroid TVを採用したSTB、「Nexus Player」を発表した。日本での発売は未定だ。
Googleは10月15日(現地時間)、Android TVを搭載したセットトップボックス(STB)型のメディアプレーヤー、「Nexus Player」を発表した。ASUSTek Computer製のこのデバイスは、HDMIケーブルでテレビと接続し、映画や音楽などのストリーミング再生ができるほか、専用のゲームパッドを用いてAndroidのゲームをテレビ画面でプレイすることも可能。なお米国では10月17日から予約の受け付けを開始し、11月3日から販売することが明らかにされているが、日本での販売予定は未定で、GoogleのWebサイトにNexus Playerに関する日本語の情報は用意されていない。
用意されている機能はゲームに対応したApple TVのような趣で、Google Playから映画やミュージックビデオ、ストリーミング映像などを購入・もしくはレンタルして再生できるほか、対応するAndroidアプリを動かすこともできる。コンテンツ情報は手持ちのAndroidデバイス間で共有でき、Nexus Playerで途中まで再生した映画をいったん止めたあと、Androidスマートフォンで続きを視聴するといった利用も可能だ。
またAndroid向けのゲームが動作するのもNexus Playerの特徴で、オプションで用意される、Bluetooth接続のGamepad for Nexus Playerを利用し、フルHDテレビの大画面でゲームプレイも楽しめる。Chromecastと同等の、スマートフォンやタブレットの画面をテレビ画面に映し出す(キャストする)機能も搭載する。
小型のリモコンにはマイクが用意されていて、音声でコンテンツの検索が可能。コンテンツやアプリの検索が音声でできるのもウリの1つだ。
CPUは1.8GHz動作のIntel Atom(クアッドコア)を搭載し、IEEE802.11acまでのWi-Fiをサポート。2×2のMIMO対応となっている。メインメモリは1Gバイト、ストレージは8Gバイト用意した。外観は薄い円柱形で、直径は120ミリ、厚さが20ミリ。重量は235グラム。
関連キーワード
Android | Google | テレビ | Android 5.0 | Chromecast | ゲーム | Android TV | STB | HDMI | Google I/O
関連記事
- Google初の8.9型タブレット「Nexus 9」――Android 5.0 L+64ビットTegra K1+2048×1536液晶
Google初の8.9型タブレット「Nexus 9」を発表。新OSのAndroid 5.0 Lを採用し、2048×1536ピクセル表示の高精細ディスプレイ、64ビットTegra K1を搭載する。 - Google、6型クアッドHDディスプレイを搭載した「Nexus 6」発表
1440×2560ピクセル(493ppi)の超高精細ディスプレイに、光学式手ブレ補正付き1300万画素カメラを搭載。OSは最新のAndroid 5.0 L(Lollipop)。 - Google、「Android 5.0 Lollipop」を正式発表
Googleは、Google I/O 2014で発表された次期Android OS「L Developer Preview」の正式名称を「Android 5.0 Lollipop」と発表した。 - Chromecast、Androidからのミラーリングが可能に
Googleのテレビ用デバイス「Chromecast」が、Androidスマートフォンからのミラーリングに対応した。 - Google、テレビ用端末「Chromecast」を国内発売 4200円
Googleがテレビ用デバイス「Chromecast」を国内発売。HDMIポートに接続することで動画配信などを大画面で楽しむことができ、4200円と安価なのが特徴。 - Google I/O 2014で発表されたこと、されなかったこと
KitKatの次のAndroid「L release」(スイーツの名前にはならない)、CarPlay対抗の「Android Auto」、「Google TV」の後継(?)「Android TV」などが発表された。また、Chromebookが今度こそ日本に来ることが明らかになった。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.