オンキヨーから初のカスタムIEMが登場――遮音性を3段階で選択可能:コンセプトは装着性と短納期(2/2 ページ)
オンキヨーブランドから初のカスタムIEM(インイヤー・モニター)3機種が登場する。イヤフォン開発で協業しているシーメンスの技術と販路を活かし、これまでのカスタムIEMで課題とされてきた装着感や納期といった部分にメスを入れた。
例えば「プロ・ミュージシャン」では、外耳道の部分を厚くして遮音性をアップし、シェルの先端も長め。装着感よりも遮音性を重視したセッティングとなる。逆にスタンダードやスポーツでは、外耳道の厚みを減らして装着感を向上させている。
こうしたノウハウに加え、シバントスはシーメンス補聴器の販路や製造工場も提供する。カスタムIEMのオーダーは全国900箇所にあるシーメンス補聴器の取扱店で可能(7月17日より)。また「海外ブランドのカスタムIEMは、製造や輸送に時間がかかり納品までに3カ月もかかるケースもあるが、今回はシーメンスの国内工場を使うことで、耳型が工場に届いてから7日間で出荷が可能になった」という。この「短納期」も製品コンセプトの1つだ。なお、シェル(外装)の色は12種類、ケーブルは3種類から注文できる。
3機種とも価格はオープンプライスだが、実売想定価格はフルレンジ1基の「IE-C1」が5万9800円前後、2Way2ドライバーの「IE-C2」は7万9800円前後、3Way3ドライバーの「IE-C3」は11万9800円前後になる見込み。また発売記念キャンペーンとして、6月19日から7月16日までに東京・八重洲の「Gibson Brands Showroom TOKYO」もしくは銀座「シーメンス補聴器コンセプトストア銀座店」で予約し、支払いを済ませた場合に限り、IE-C1を4万9800円、IE-C2を5万9800円、IE-C3が9万9800円となる。
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