誰もが見落としているに違いない、並ばず遊べる“穴場のVR”を堪能してきた:東京ゲームショウ2015(1/2 ページ)
東京ゲームショウ2015ではVRが来場者の注目を集めている。「PlayStation VR」「Gear VR」の体験ブースには連日長蛇の列ができているが、もっとカジュアルに楽しめるVRの存在を忘れていないかな?
国内最大規模のゲーム展示会「東京ゲームショウ2015」(千葉・幕張メッセ、17〜20日)の熱いジャンルであるVR(バーチャルリアリティ)は、17〜18日のビジネスデイでもひときわ注目を集めていた。中でもソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)のVR用ヘッドマウントディスプレイ(HMD)「PlayStation VR」は大人気で、開場して間もなく長蛇の列ができるなど、注目度の高さがうかがえた。
PlayStation VRは加速度センサーとジャイロセンサーを搭載。PlayStation Cameraでユーザーの頭の動きを検出し、ゲームの世界に入り込むような没入感を味わえる。2016年上期に発売予定。ゲームショウでは、「サイバーダンガンロンパ VR 学級裁判」「サマーレッスン」「ファイナルファンタジーXIV: VRタイタン討伐戦」「SEGA feat. HATSUNE MIKU Project: VR Tech DEMO」などを3D映像で楽しめる。18日のビジネスデイではメディア向けの列だけでも当日中に体験できるかどうか分からないと言われ、ほかのブースも回らないといけないので泣く泣く断念。「17日の当日キャンセル列で体験できたのは4人だけだった」(ブース担当者)という。
Oculusブースでは「Oculus Rift」「Gear VR」と2種のHMDを体験できる。こちらも盛況で、昼頃にGear VRを求めて列に並ぶと、「16時過ぎには体験できると思います」(担当者)と言われてしまいこちらもあきらめることに。
Samsungの「Galaxy S6」「Galaxy S6 edge」をセットして利用するGear VRでは、ニコニコ動画/生放送を仮想の360度空間で楽しめる「niconicoVR」アプリ体験可能。こちらは3月にスペイン・バルセロナで開催された世界最大のモバイル関連見本市「Mobile World Congress 2015」で3D映像やゲームを体験してみたが、自らが操作するキャラクターが360度自由に動き回る様子とその世界に入り込むような没入感は新鮮だった。
一般公開ではいずれのブースもかなりの混雑が予想されるので、どうしても体験したい人は開場とともにダッシュして権利を奪取するくらいの気持ちでいよう。
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